SUS304
SUS304はステンレスの全生産量60%を占めるオーステナイト系ステンレスの定番品です。常温でのプレス加工や絞り加工(冷間加工)と、溶接加工がステンレスの中でもトップクラスにしやすいという特徴から、最も使用頻度が高いステンレスです。
主な使用用途・ボルト、ナット、ワッシャーなどに使用。
SUS316
SUS316とは、モリブデン(Mo)とニッケル(Ni)の含有量がSUS304よりも多いため、腐食・孔食に対する耐性も高いステンレスです。SUS304の成分規格にはニッケル、クロムはあるもののモリブデンは含まれていません。なので、大きな違いとしては、モリブデンが添加されているか否かとなります。
SUS316はSUS304よりも耐食性・耐薬品性に優れているため、腐食環境で使用する場合の信頼度が高い。
主な使用用途・海水ポンプ、配管部材、バルブ、業務用食品保管容器などに使用。