今日のタウンニュース大磯版に鈴木教夫さんの記事が出た。一つは「人物風土記」もう一つは、「甘さも抜群秋の味わい~大磯の大玉柿収穫ピークに」という記事である。ともに鈴木さんの写真が掲げられている。私が民権結社「湘南社」の会員であった鈴木房五郎について調査をしている時、その子孫の家である鈴木家におじゃました時、鈴木家の墓地に案内していただくと同時に、房五郎の兄の写真も提供され、いろいろな私の質問にも丁寧に答えて頂きそのうえ、今回のタウンニュースの主題にもなっている「大磯特産の大玉柿」をお土産にいただいたり、また鈴木房五郎の親友で、第一回官約移民でハワイに行った後藤濶の調査に、同じハワイから「後藤濶映画」の制作のための調査で来日された時も、鈴木家に立ち寄らせていただいたり、大変お世話になっている方が鈴木教夫さんでした。何度、家に訪問させて頂いたことか、そのたびごとに、丁寧に私の発する愚問にも耳を傾けて頂いた方が鈴木さんでした。丁度その頃か、神奈川テレビで「あなたの家の昼ごはん」とかいう番組に出た時も、鈴木さんご夫妻と鈴木教夫さんの暖かい笑顔が強い印象として残っている。後北条期からの家柄で、ずっと昔から大磯に住んでいたわけではなく、後北条家家臣としてここに来た。その遺物も残存している等、いろいろなことを聞いたことを思い出す。鈴木さんのお兄さんが郷土史に造詣が深く「兄がいま生きていれば、いろいろ話が聞けたのに」と、懐かしそうに話す鈴木さんの顔を同時に思い出す。大磯寺坂では旧家の家柄で、いま大磯町落葉果樹研究会の会長という鈴木家のいまが、私と同年齢で、孫にもあまいだろう鈴木さんの笑顔が、強烈な思い出になっている。タウンニュース大磯版の記事をみて今更ながら、鈴木さんに感謝したい思いに駆られる。改めて、感謝申し上げたい。