こんにちは!
(以下定型文)現在、淡路景観園芸学校/兵庫県立大学大学院緑環境マネジメント研究科は、新型コロナウィルス対策のため、授業開始を遅らせています。校舎は基本的に立ち入りが制限され、学生はキャンパス内の寮で人との接触を自粛してがんばっています。
けれども、季節はどんどん進んでしまうので、学内メールとあわせて、このブログにもキャンパスの情報を記載します。
フィールド植物観察演習を履修している学生は、別送のメールテキストとあわせてご覧ください(スマホ等によって開けない人がいますので、添付ファイルは使いません)。
質問などは、学内メール、電話、あるいは研究室の窓の外から呼び出してください!
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花は終わりですが、残り花、落ち花、花びら、雌しべ(これから結実する)を観察します。
一般に、終わった花を観察する人は少ないので、ちょっと奇妙ですが、園芸学校では普通です。
まず、下の写真で、コブシ、ハクモクレン、シモクレンの3つを、しっかり見てください。
特に、花弁と萼片(ここでは、あわせて花びらと書きます)に着目してください。
そして、最初は品種は気にしなくてよいので、下の5つのカテゴリーと花びらの数に着目してみましょう。
そうしましたら、さあ外に出て、残った花あるいは花を思い浮かべながら、生きたマグノリアを観察してみましょう。園芸学校の学生は、ガーデンで。
もうつまらん、花が全然無いよ、という人は、枝先あるいは落ちている「雌しべ=幼い実」を凝視してみてください。花びらの痕跡が見えると思います。
↓まず、マグノリア‘エリザベス’
体格は大柄で、ハクモクレンの品種である特徴が感じられます。ガールではないようです。
ふくよかで大きな花びら。萼は花びらのように大きく、合計9枚の花びらに見える(萼が無いように見える)。
↓つぎに、マグノリア‘ギャラクシー’
体格は大柄で、花びらは9枚。やはり萼は無いように見えます。
↓そして、Little Girl Seriesのマグノリア‘アン’
体格は小柄で、花の萼は細くて3枚、花弁は8~13枚。
上の写真のギャラクシーには萼片が見えませんが、下のアンにはありますね。
↓そして同じく、Little Girl Seriesのマグノリア‘ベティ’
体格は小柄で、花の萼は細くて3枚、花弁は8~13枚。
‘アン'と‘ベティ'は、まるで良く似た姉妹のようですが、‘ベティ’のほうが花びらの内側の白っぽさを感じると思います。園芸学校の‘ベティ'は、とても弱っています。