上海の夏、シックハウス症候群には要注意!
上海市環保協会によると、
これまでに希望者を対象に行なった、
マンションなど居室の空気汚染度調査で、
夏場に調査を行なうと、
基準値を超える居室が全体の91.2%になったそうです。
ただ、春・秋でもこの割合は61.6%で、
上海のシックハウス問題は深刻です。
気温が1℃上昇すると、
ホルムアルデヒドの濃度は0.15~0.37倍に増え、
これが夏場のシックハウス問題を深刻化させています。
中国の内装業者は利益最優先で、
安くて劣悪な材料を使用して工事をすることが多く、
工事終了後に、
その部屋に住む人の健康問題など、
全く心配していません。
上海で生活する日本人の多くは、
賃貸でマンションを借りて住んでいます。
大家さんは自分で住む家ではないので、
内装にあまりお金を掛けたくありません。
お金を掛けていないということは、
有害な化学物質が多く含まれた材料を使用して作った部屋という訳で、
当然、シックハウス発生の可能性も高くなります。
化学物質が基準値を超えた部屋で生活していると、
アトピーやぜんそく、更には白血病の発症例もあるように大変危険です。
自分の身を守るためには、
大家さんに任せていても、何も解決しません。
部屋のにおいが気になったり、
引っ越してから体調が良くない等、
自覚症状がある方は、
部屋の空気検査をしてみる等、
自主的に行動することが大切です。