和歌山には、中言神社という神社がいくつも存在する。主に名草彦命と名草姫命を祀っている。

その名草姫命は(名草戸畔)だったのでは?とも考えられているのだ。


また、名草彦と名草姫の関係は定かではないが、主祭神は夫婦二柱の神であることから、縁結び、家内安全、陰陽和合の神として親しまれている。



行ったのは、杉尾神社から道に迷うこと15分。海南市黒江にある中言神社。

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周りは神社まで続く細い路地があり、とても雰囲気のいい神社。

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すぐそばには、あの「黒牛」で有名な名手酒造店が‼(のちほど載せます)





次に訪れたのは、またまた迷うこと&渋滞、父の勘違いでまわり道をし、冬野の「名草神社」まで30分ほどかかりました。(ホントは10分くらいで行けます!!)

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名草神社は、吉原・広原・朝日・出島・本渡の宮々を冬野の「中言大明神社」に合祀し、明治42年に「名草神社」となったそう。

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こちらでも、たまたま神主さんとお会いし、お話しを伺う事が出来た。

すると本社の吉原の中言神社に行く事を強く勧められ、行ってみることに。







車で5分ほど。

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到着すると参道の提灯に迎えられ、夏祭りの雰囲気。

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丁度、夏祭りの後片付けをしている氏子さん達に出会えた。
皆さんとても気さくで、中言神社について沢山話してくれた。

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中言神社は、名草山を中心として三葛、布引、冬野など、あちらこちらに出来たが、すべて吉原の中言神社から分祀されたもので、吉原のお宮さんを親神さんと呼んでいるとのこと。


なるほど~。




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っと御神酒を頂きながら、ほろ酔いになっていた私。(黒牛も少し呑んでいたので、、笑)






結局、名草姫命が名草戸畔だったのかは謎のままだ。名草彦命との関係もはっきりしない。

ただ、中言(なかごと)とは、神と人との「中」を執りもつ「こと(言)」ということらしい。





目に見える世界と見えない世界。




ヨガ哲学で学んだ『梵我一如』を思い出した。

目に見える世界と見えない世界に境界線はないということである。




そのような事を名草戸畔はすでに理解し、村を繁栄させていったのではないだろうか?


だとすれば、巫女のような存在で、村人から崇められ、大切にされていたのだろう。



中言神社からは時空を超えた愛のパワー、幸せの力を頂いた気がした。