カールおじさんの秋桜畑
秋桜畑に、強風が吹いた。それはいつか吹いたようなコスモスが折れ曲がりそうな強い風だった。
「カールはん」
「……なんや」
「ウチらは何の疑問も持たなんだ…」
「ヒトはこんな時に疑問が持てるほど器用やないで」
こんな時?って、どんな時…。
「回りくどいんどす!はっきり言うとくれやす!カールはん!」
「その前に、ワテの真実教えたろ」
おいちゃんには心なしか、俯き加減で呟いた。
その様子がいつもと違ってて、益々舞子さんは不安げな顔になった。
「…真実って何どす?」
「まず、ここは現世ちゃう」
「どっどういうことどすか?!」
「げんせ?」
「と、言うても…あの世ともちゃう」
「エ?…あの世?げんせ?…おいちゃん?」
おいちゃんは僕の動揺なんて全くの無視だ。
「まっ今すぐ納得せぇ言うても無理やろな…せやから」
「だから!だから初めて来た時僕らに」
「せや」
おいちゃんは、僕らに言った。お前らが来るとこじゃないと。
「ほんなら、ココはどこ何どすか!」
「ていの良いようにブログ世界言うとったけど……ほんまは幽冥界いうて、あの世とこの世の境目や、又は夢の世界。」
舞子さんは、腰から砕けるように床に崩れた。
「おいちゃん!僕たち…死んでるの?」
知るのがとても恐いはずの言葉が、僕の口から飛びだしてしまった。
「嫌どす!そんな!そんなデタラメ信じたらあきません!」
その一瞬だった。目の前から舞子さんの姿が消えてしまったんだ。
「あっ」
「…連れてかれてもうたわ」
「おいちゃん!ねぇ!舞子さん!どこ行っちゃったの?!」
「さぁて…ワテにも判らんな。」
「ねぇ!舞子さんどうにかしてよ!」
「さっきも言うたやろ…ここは幽冥界いうて、あの世とこの世の境目。どっちに消えたか、神様のみぞ知る……や」
気のせいか、おいちゃんは申し訳なさそうに遠くを眺めている。
「それからなボン」
「…うん」
「ワテがココに居るようになって…もう三百年になるんやで」
うっ嘘……ぼっ僕…信じないから…。
続く
「カールはん」
「……なんや」
「ウチらは何の疑問も持たなんだ…」
「ヒトはこんな時に疑問が持てるほど器用やないで」
こんな時?って、どんな時…。
「回りくどいんどす!はっきり言うとくれやす!カールはん!」
「その前に、ワテの真実教えたろ」
おいちゃんには心なしか、俯き加減で呟いた。
その様子がいつもと違ってて、益々舞子さんは不安げな顔になった。
「…真実って何どす?」
「まず、ここは現世ちゃう」
「どっどういうことどすか?!」
「げんせ?」
「と、言うても…あの世ともちゃう」
「エ?…あの世?げんせ?…おいちゃん?」
おいちゃんは僕の動揺なんて全くの無視だ。
「まっ今すぐ納得せぇ言うても無理やろな…せやから」
「だから!だから初めて来た時僕らに」
「せや」
おいちゃんは、僕らに言った。お前らが来るとこじゃないと。
「ほんなら、ココはどこ何どすか!」
「ていの良いようにブログ世界言うとったけど……ほんまは幽冥界いうて、あの世とこの世の境目や、又は夢の世界。」
舞子さんは、腰から砕けるように床に崩れた。
「おいちゃん!僕たち…死んでるの?」
知るのがとても恐いはずの言葉が、僕の口から飛びだしてしまった。
「嫌どす!そんな!そんなデタラメ信じたらあきません!」
その一瞬だった。目の前から舞子さんの姿が消えてしまったんだ。
「あっ」
「…連れてかれてもうたわ」
「おいちゃん!ねぇ!舞子さん!どこ行っちゃったの?!」
「さぁて…ワテにも判らんな。」
「ねぇ!舞子さんどうにかしてよ!」
「さっきも言うたやろ…ここは幽冥界いうて、あの世とこの世の境目。どっちに消えたか、神様のみぞ知る……や」
気のせいか、おいちゃんは申し訳なさそうに遠くを眺めている。
「それからなボン」
「…うん」
「ワテがココに居るようになって…もう三百年になるんやで」
うっ嘘……ぼっ僕…信じないから…。
続く