カールおじさんの秋桜畑 | iware8940さんのブログ

カールおじさんの秋桜畑

今日もいい風吹きよるのぉ…。と、いつもの調子で独り心ん中で呟いて、どないなるもんでもなし。
「さぁて、チューニングしょうかの、んあ?!」

「お邪魔しますぅ」

「お、お前!舞妓気取りの外人娘やないか!」

「失礼にも程がありますえ、仮にもこんな可愛いらしい娘つかまえて外人娘っ…やなんて」

「そないなことはどうでもエエっ。いったいどうやってココに潜りこんだんや!」

「それは内緒ですぅ」

「小生意気な娘やのぉ、とっとといなんか!」

「ちょっと、その前にひと言よろしおすか」

何や、こん娘…キツイ顔しよんなぁ…。

「なんや!」

「孔ちゃんの事どす」

「あぁ、あのボンボンのことか」

「けったいな謎解き与えて煙に巻かはって…健気なええコを騙しはったら許しまへんえ」 

「アホ、他人の家に無断で上がり込みながら、ようしゃあしゃあ喋りよるなぁ。それにあのクエスチョンはちゃんと考えれば答えはある!」

「ほんまどすかぁ?」

「ほんまや!」

「そんならぁ…答えは何どす」

「それはやな…って教えてたまるかぁっ…あ?お前ぇ…最初から聞き出す積もりやったなぁ~」

「人聞きの悪い。そないな卑怯な真似はいたしません。」

「用事はそれだけか」

「まぁ…孔ちゃん、からこうてないならええんどす。」

「お前と、あのボンボンはいったいどういう関係や」

こんお人、何から何まで煙たそうな顔しはりながら、まんざらでもない様子どすなぁ。

「どういう関係に見えますぅ?」

「姉弟やないかぁ」

「親子どす」

「かっ冗談は休み休みにせぇ。んなワケあるかぁっ」

「信じてもらわんでも構わしまへん。ついでに言うときますけど、約束は守って貰いますぇ」

「おぅ、納得する答えが出ればのっ」

「男に二言はありまへんな、」

「無い!」

「ほんなら、」

「もうええ加減、無断侵入せんとき」

「どうも失礼致しました!」

「おっオイ!」

「どっから出て行くんや、ほんまに…」

あのボンボンといい、外人娘といい、いったいどないして上がり込みよるんや…しかし。



僕、孔紀信です。舞子さん帰る早々、僕の顔を見るなり頑張って答え見つけまひょ!って手を握るんだ。舞子さんが急に積極的になったのが何故なのかは分からないけど、 凄く嬉しかった。 舞子さんと僕は血の繋がらない親子だけど、とても仲良くやってるよ。 父さん………。