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東南アジアで人身売買増加、中国のウイグル族がターゲットか―香港メディア

XINHUA.JP3月24日(月)0時4分

東南アジアで人身売買増加、中国のウイグル族がターゲットか―香港メディア
タイとマレーシアの警察が相次ぎ人身売買を摘発したが、その中に大勢の新疆ウイグル族の人が含まれていることが分かった。中国側は彼らの身元を確認中としている。タイ警察は昨年から今年にかけて不法入国した人々が「史上最多」の水準になっていると証言した。3月21日、香港メディア・大公網が伝えた。

不法入国している難民にはよく知られているロヒンギャ人だけでなく、以前はほとんど見なかった白色人種もいる。彼らは自分たちをトルコ人だと説明するが、警察は新疆ウイグル族との疑いを持っている。タイ警察によると彼らはロヒンギャ人と同じように船に乗ってアンダマン海を南に漂流し、タイに潜伏した後ほかの国に向かう。ロヒンギャ人はミャンマーに暮らすが、そこで社会に溶け込めず、毎年大量の違法出国者を出している。

タイ警察は先週、南部のハジャイで人身売買を摘発した。アジトに踏み込んだ警察は、220人の自称トルコ人難民を発見。うち95人は乳幼児で54人は黒い布で顔を隠した女性だった。妊婦も一人いた。

リーダーと見られるわずかな成年男子は簡単なアラビア語を話した。うち1人は外界との接触に積極的な姿勢を見せ、自身をトルコ人と主張した。しかし外見的な特徴から、警察は彼らを新疆から来たウイグル族と見ている。

タイ警察は合法的な書類を持っていない彼らを南部の移民局に送致している。

中国外交部の洪磊報道官は、「現段階で彼らの身分の特定には至っていない」と述べ、タイとの情報共有を進めている点を強調した。 

人身売買の摘発事例が増え、人身売買や自身の意志で不法入国する人々が激増しているタイでは、移民局の収容場所はすでに受け入れの限界に来ている。先週送致された難民は、駐車場に急ごしらえされた建物に置かれている。

また、マレーシアでも警察が先週、タイ国境付近で違法入国した62人のムスリム難民を確保したとの報道があった。彼らもトルコ人を主張しているが証明するものはなく、その国外逃亡の方法や外観からその主張に疑いを持たれている。

タイ移民局の警察官は「東南アジアの人身売買は昨年以来またはびこり始め、不法入国する者も過去最高の水準にある。そしてターゲットになっているのは新疆のウイグル族だ。ロヒンギャ人と同様に彼らも大量の労働力を必要とするイスラム国家に売られていくのだろう」と述べた。

(編集翻訳 浦上早苗)