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みんなのためのルールブック
あたりまえだけど、とても大切なこと

ロン・クラーク(Ron Clark)/著 亀井よし子/訳

出版社名 草思社
出版年月 2004年10月28日(第1刷発行)
ISBNコード 978-4-7942-1352-5
(4-7942-1352-2)
本体価格 952円
頁数・縦サイズ 102P

分類 教育 /教育一般 /家庭教育


[どんな本]
子どもたちにルールを教えるとき、どうしてそれが大切なのか、なんのためにあるのかを時間をかけて説明する必要がある。子どもたちも、分からないことをどんどん質問する。この本では、あくまでも、子どもたちに、他者を思いやる心、自分を大切にする心を育んでもらうためのもの。説明ぬきに、ただルールを守ることを強制するのは、子どものためにならない。子どもとルールを読みながら、どうしてそういうことが大切なのか、一緒に考えるための本。


[目次]
大人の質問には礼儀正しく答えよう
相手の目を見て話そう
だれかがすばらしいことをしたら拍手をしよう
人の意見や考え方を尊重しよう
勝っても自慢しない、負けても怒ったりしない
だれかに質問されたら、お返しの質問をしよう
口をふさいで咳やくしゃみをしよう
何かをもらったら三秒以内にお礼をいおう
もらったプレゼントに文句をいわない
意外な親切でびっくりさせよう
質問には完全な文章で答えよう〔ほか〕

[おび情報]
「人を思いやる心、自分を大切にする心を育てます」礼儀やマナー、社会のルールを守ることの大切さを親子でいっしょに考える本。ベストセラー『あたりまえだけど、とても大切なこと』子ども版。

[著者の紹介]
著者は、1972年生まれ。アメリカ合衆国ノース・カロライナ州出身の小学校教師。28歳のときにディズニー社主催「全米最優秀教師賞」を受賞。『あたりまえだけど、とても大切なこと』は、世界的なベストセラーとなる。


■おすすめ度

紹介されたルールは一見、どれもあたりまえなこと。もしかしたら「なにをいまさら」という感想をもつかもしれない。しかし、その「あたりまえのこと」が実行できているのか。ルールを子どもたちにきちんと教えているのだろうか。そんな思いを前提にじっくりと読んでみれば、これがたんなるマナーを教える本ではなく、子どものなかに自尊感情と他人を尊重する心を育て、責任感のある大人になるための土台づくりをする本であることが見えてくると思う。日々の生活に規律(ルール)が生まれ、自尊感情が芽生えれば、子どもが本来もっているはずの健全な好奇心がよみがえり、それが勉学への意欲につながる?。それがこの「ルールブック」の基本理念をなしていると言える。本書はこれから子育てをする親が、子どもと向き合うために活用できる一冊だと思う。