役所広司・今井美樹の『象の背中』を見てきました。肺ガンで余命半年と宣告された男の生き様が話の中心で、自分がその立場だったらと重ね合わせてみましたが、多分何もできないで時間が過ぎてしまうのだろうなと思いました。一日一日をどう過ごすか、自分が死んでから家族がどのようにして生活するのかなど問題も様々だと思います。健康で元気なうちに死ぬことを考えることが現実としてできるのか?遺言書を作成するような年齢や立場にあればできるかもしれませんが、40代の働き盛りにそれが可能か。しかし、健康を考えること=やるべきことを残さないという二つの命題があると思います。充実した人生を送らなければならないということでしょうか。ちょっと気になったのは、延命措置は受けない、好きなたばこは亡くなるまで止めなかったことはどうだったのか。できる限りのことをして命を全うすることが大切ではないかと思うところでした。