また親についてです。
子育てしていると、自分の人間力を試されます。
1人の人間を、愛情を感じさせつつ、社会に適応できるように色々教えていかなければならない。
動物のように本能だけでお世話しとけばいいわけではありません。
駄々をこねられた時、思い通りに動いてくれないとき、自己主張してくるけどそれが困る内容のとき、
どのように対応するかは、自分の力量にかかってくるのです。
頭ではこうした方がいいと思っていても、感情的になると、素の人間レベルが出てしまいます。
私はつい、子どもにだだこねられるとうんざりして逆ギレしてしまう小さい人間なので、しっかりルールは伝えて、だだをこねながらもそのルールに合わせようと葛藤する子どもの心を受け止める親でありたいと最近よく思います。
しつけに関しては、親や祖父母は全く参考になりません。
いや、反面教師として大いに参考にさせてもらっています
笑
母方も父方も社会性に難ありというか、無自覚に人を傷つけてしまうタイプなので、自分にもその血が流れていると思うと、恐ろしくなります。
母と母方の祖母は一見、人にはとても明るく社交的な印象を与えます。
しかし、いちいち会話に余計な一言が多いのです。
母方祖母は、私に子どもが産まれて、
「子どもがいるといいわね。子どもがいない夫婦もいるが、あれはかわいそうだ。」と何度も何度も繰り返し言ってきます。
祖母の真意としては、子どもが産まれてよかったね、ということを言いたいのでしょうが、子どもがいない人たちを否定する言葉が含まれているので、私は嬉しいどころか暗い気持ちになってしまいます。
無自覚に差別的な考えを持っている祖母への軽蔑と、子どもがいない人への無自覚の攻撃性に触れて、私は祖母と会話しているとだんだんパワーを失ってしまいます。
また、私の母も無自覚の失言が多い人間です。
私よ第一子の出産と家の完成が重なり、退院して間もない頃、新築の家の点検やアフターフォローのため、設計を担当してくれた女性の設計士さんが何度か家にやってきていました。その頃、産後の手伝いに来ていた母も設計士さんとお話をしていたのですが、設計士さんも一児の母で、自分の出産の時のエピソードを母と話していました。
私は吸引分娩で会陰も派手に切れてしまい、痛みが辛い時期で、私の出産の時の話になった時に、設計士さんは「自分は帝王切開だったから下から産むつらさはわからなかった」と言ったのに対して、母が「下から産むのが一番辛いですよねー、帝王切開は切って出せばいいから〜」
みたいなことを言ったのです。。。
私は血の気が引きました。
なぜ、比べて下げるような発言をするのかと。
設計士さんが出産されたのはもう20数年前とはいえ、大事なお子さんを出産したというその人にとってはかけがえのないエピソード。
普通分娩よりも帝王切開が楽とかそんなことはないだろうし、帝王切開には帝王切開の大変さがあるはず。本当は下から産みたかったとか葛藤もあったかもしれない。そもそも比べるものでもない。
なのに、帝王切開は切って出せばいい、とか
個人にとって大事な体験を踏みにじる発言をなぜ悪気もなくやれるのか。
産後ボロボロでしかもお客さんである私を前にそれ以上相手の方も何も言えない状況で、その発言は失礼すぎる。。。
相手の方は特に気分を害された様子はなく、そのまま会話は流れていったけど、内心は少し嫌な感じがしたかもしれない。
私はモヤモヤしながらも、その場では何も言えずに終わってしまったのでした。
いまだに母の失言を思い出して、あーごめんなさい、と嫌な気持ちになります。
私の父は、社会性がまるでない人間なので、やばいエピソードがたくさんあります。
最近だと、夫と実家に帰った時、刃物で切っても切れない特殊なグローブ（仕事で使うらしい)を買ったと見せてきたのですが、私のいないところで、夫をキッチンを呼びつけ、夫にグローブをつけさせ、笑いながら突然包丁で手を切りつけてきたらしい
夫はドン引きしながらあまりの出来事に笑いながらキッチンから出てきたのですが、夫が引いている様子には気づかず、私が、いきなり義理の父からそういうことされたら怖いよ、と注意しても、父はヘラヘラと笑っているだけ。。。
だめだこりゃ。。。
書いていたら暗い気持ちになってきました。
このダメ遺伝子は私のところで打ち止めにしたいのです。
娘にはこんな人間に育ってほしくないと思い、子育てする日々です。