シンパチです。
もう35年くらい前の話ですが、メカのゲームを作成していたことがありました。
レーザディスクの映像に合わせて、胴体が動くというような内容だったと思います。
人間が二人ほど乗って動く筐体でしたので、かなりの大きさですし、かなりの原動力がある機械でした。
レーザーディスクのリソースはすでにあったので、作業としては、メカのエンジニアが、動く筐体を作成し、そのメカを制御する回路を作るハードウェアのエンジニアとそして、それを人間が操作するプログラムを作成するソフトウェアのエンジニアの3チームでの作業でした。
私自身はソフトウェアのエンジニアとして作業を行っていました。
本論とは関係ない愚痴をここでちょっと言わせて頂くと、当時は少数精鋭で行っていたので
午前中、メカのエンジニアが作業をし、動作確認のために私が操作して動かしていました。
午後になるとハードウェアのエンジニアの作業の順番になり、やはり動作確認のため、私が操作を担当させられました。
なので、ソフトウェアの作業が落ち着いて出来るのは夜中しかなかったわけです。
当時は、寝る時間がほとんどない状態での仕事になっていました。
脱線したので、ちょっと話を戻します。
やはり、人間が乗って動く筐体ですので、一番大事なことは、安全確保です。
そのために、ソフトウェアで、必要以上の負荷がかからないようにリミッターをかけておきます。
しかし、万が一、ソフトウェアの不具合やミスにより誤動作しないように、ハードウェアでもリミッターを設けていました。
それだけではありません。
ハードウェアが誤動作したりする場合も考えられますので、メカ側でも、最終的なストッパーのようなリミッターをかけていました。
このように、安全性を重要視する場合には、何重にも、リミッターをかけておくということが、大事になってきます。