シンパチです。

スマホの新しい通信方式として、現在、5Gの開発が進められています。

5Gになると100倍のスピードになるということらしいですが、元エンジニアの私としては、ほんとかなと思ってしまいます。

まあ、詳しく記事などを調べたわけでなく、エンジニアをリタイアして3,4年経つので、古い考えかもしれませんが、ちょっとそのことに関して、書いてみようと思います。

まず、スマホの通信の流れを私なりに考えた流れを書き出してみようと思います。

1.スマホ本体で、通信するためのフォーマットにデータ変更

2.その作ったデータを無線の電波信号で基地局まで送信

3.基地局で受信したデータをインターネットで流すためのデータに変更

4.インターネット上でサーバまでデータ通信

5.途中、数か所のルータを経由、ルータでも、経由するための処理は必要

6.サーバでデータを受信、要望に関してのデータを作成し返信のフォーマット作成

7.4と同じインターネット上で送信側までデータ通信

8.途中、数か所のルータを経由、ルータでも、経由するための処理は必要

9.送信側の最寄の基地局に到着、送信するためのフォーマットに変換

10.送信用のデータを無線の電波信号でスマホに送信

11.スマホで受信、スマホで再生可能なデータに変換して再生

これだけの工程が必要だと思っています。

で、このうち、工程の2思っています。及び4から8、10の工程は既存のものを使うことになると思います。

インターネット上の危機や通信手段を変更するというのは、現在稼働しているものに支障が起こる可能性が大きいので、変更しないというのが、通常だと思います。

最終的なサーバも、スマホだけを考えるのであれば、5G用の変更を行うかもしれませんが、それはリスクもかかりますし、改造費や十分なテストが必要なので、すぐに対応するとは思えません。

つまり、変えられるとしたら、11ある工程のうちの1,3,9,10の4つだけです。

そして、この4つの工程はソフトウェアの変更のみだと思います。

もし、電気信号から光通信に代えたというような場合であれば、何百倍になるといっても理解出来ますが、ソフトウェアはそういうわけには、いかないと思います。

今まで何度も改良を重ね、ほぼほぼ現段階では最高水準のものが備わっているはずです。

それを変更したからといって2倍、3倍になるということでも、すごいことなのに、100倍くらいとかは、とても考えづらいと思います。

もちろん、セキュリティ重視、エラー対策重視から、スピード重視に変更したとしても、数倍が限界ではないかと思っています。

それに、先ほども言いましたが、4つ以外の7つの工程は、既存の流れのままになるはずです。

つまり、その工程のスピードは変わりません。

1か所早くなったところで、それ以外のところが同じだと、全体の速度は上がりません。

それなのに5Gになるとかなり高速になると言っているのは、どうしてなのかというのが、私にはちょっと理解に苦しむところです。

もちろん、詳しく調べたわけでもないですし、リタイアすてかなり年月のたった人間の言葉なので、間違っているんでしょう。

しかし、”ここが間違っている”とか、”こうだから早いんだよ”ということをご存知の人がいましたら、コメント頂けると幸いです。

新しい高速通信の時代のためにも、情報共有できればと思っています。