シンパチです。
マジックは、一瞬でも見逃したくないと思わせる魅力を持っているということを書かせて頂きました。
その記事はこちら
今回は、そのマジックの見せ方に関して、もうちょっと細かく見ていこうと思います。
いろんなマジックの見せ方はありますが、Mr.マリック以降、語りながら演じるというのが、増えているように思います。
マジックを見極めると同じように、その言葉を一字一句聞き取ろうとしてしまうと思います。
しかし、そこにマジックの罠が入っています。
マジックの場合、時にこの言葉巧みに、だましに入っている場合があります。
例えば、”このハンカチには種も仕掛けもありません”と言ったとします。
この言葉をそのまま受け止めてはいけません。
マジックでは、言ったことの方に気持ちを意向させようという意図が含まれていたりします。
例えば、こんなことが、トリックがあります。
トランプのマジックをやっていて、1回目には、混ぜたカードからお客さんがストップを言ったカードを当てるというのをしたとします。
その後、マジシャンが、”もう一度やってみましょう!”と言ったとします。
次回は、混ぜずに、お客さんにカードを選んでもらって、当てたとします。
この”もう一度”というのが、味噌です。
この2つのマジックの種は、違うやり方をしたと思って、ほぼ間違いありません。
なぜなら、1度目は、ストップと言ってもらい、2度目は、お客さんに選んでもらっています。
1度目は混ぜて、2度目は混ぜていません。
しかし、この”もう一度”と言う言葉で、混ぜたカードをストップと言っても、選んでも当てられたと思うように誘導しているわけです。
この2つのマジックを別々に検証するとカードを混ぜてない場合になにが出来るか、ストップと言った場合にどんなことが出来るかというヒントが思いつきます。
しかし、一旦”同じ”という意識になってしまうと、どうやっても当てられたと勘違いしてしまいます。
マジックには、こういった言葉によるトリックも含まれるわけです。
勿論、ビジネスで嘘をつくということは、許されません。
しかし、行動と言葉を組み合わせて、納得のいくようにしてもらうというのは、それほど難しいことではないと思います。
マジックのように見せられたものは、信用してしまいます。
動画などを見て、研究してみると面白いかもしれません。