シンパチです。

邱永漢の著書「中国人と日本人」という本を十数年前に買って読んでいました。

その2年後くらいに、実際に自分が中国プロジェクトに参加することになり、北京に駐在するなんてことは、まだ全然考えていなかったころです。

その本を買ったのは、ある広告だか記事を見て、”なるほど”と思ったから、買ったと記憶しています。

その記事の内容とは

「自分たちは世界一だと思っているのは、アメリカ人と中国人だけ」

はっきりと記憶しているわけではありませんが、こんな感じのタイトルだったと思います。

こんな感じのタイトルを見て、”なるほどな”と思いました。

当時でこそ、まだ、中国は、発展途上の状態でしたが、今やアメリカと対等に渡り歩いている感じがあります。

勿論、政治的、道徳的にどうのこうのというものは、置いといたとしても、自分たちがトップだという自負は、現在ではどちらも、持ち合わせていると思います。

残念ながら、日本人の中で、”日本が一番”と思っている人はいないと思います。

”技術が”とか、”安全性が”などになると一番だと思う部分はありませんが、総称としてトップだとは、誰も思ってないと思います。

しかし、その日本の技術が、いまやどこかに行ってしまったんではないかと思えてきています。

日本と言えば、欧米の土台となる技術を学習し、改良に改良を重ねて最高品質にするという得意分野がありました。

しかし、それは、ハードウェアに関するものばかりでした。

ソフトウェアといえば、マイクロソフト、グーグルなどと遠く引き離されています。

アミューズメント関連で、アニメ、ゲーム、カラオケでは、トップの位置でしたが、これすら、今では怪しい立ち位置です。

そして、今問題になっているファーウェイの通信技術などでは、今一番旬なのにも関わらず、日本は全く手が出てないイメージです。

他人任せな記事になってしまいましたが、日本の技術はどこへ行った、これからどうやって世界を相手にするのと思う今日この頃です。