シンパチです。
商品、サービスのバージョンアップ、改訂版というのは、通常、機能や項目が増えていくことが多いですね。
それは、お客さんの要望や提供する側から追加したい項目などが、出てくるから仕方がない部分もあります。
テレビのリモコンなども、出た当時は、電源スイッチ、チャンネル、ボリュームくらいしかなかったと思います。
しかし、今では、いくつボタンがあるんだろうと思うくらい機能付きのボタンの多いのが通常です。
このテレビのリモコンのボタンをすべて使っている人って、いないんじゃないかと思うくらいです。
しかし、敢えて機能、項目を捨てて成功した商品というのも、多数あります。
例えば、40年くらい前にでた、ソニーのウォークマン。
通常、音楽を聴くには、音を増幅させるアンプと音を出すスピーカーは、必須のものでした。
しかし、このウォークマンは、ご存知の通り、そこを敢えて捨てて、大成功した商品です。
同じようにアップルの出したiPadは、ボタンの数を最小限にしました。
そして、マニュアルもないというこだわりです。
存在するボタンを触っていると自然に使い方が分かるようになっています。
現在、使われているスマホにしても、キーボードやマウスの概念を捨てています。
機能を追加するわけではなく、敢えて、捨てることで、成功した商品たちです。
数十種類あったカラーのコップを7色だけにしたら、7色を揃える人が増えてきて、売り上げが上がったなんてことも、聞いたことがあります。
時には、こういった発想の展開が、ビッグビジネスを生む可能性を秘めているということですね。
もし、機能やサービスが、いっぱいになってきたなと思ったら、捨てる勇気も時には、持つべきだと思います。