シンパチです。

まだ、経済成長するまでの日本は、とにかく、海外のものを真似するところから、始まりました。

海外の会社の工場などに見学に行き、事細かにチェックをしたようです。

なので、こんな話もありました。

工場のラインの作業するテーブルと椅子のサイズを測り、日本でも、同じサイズでテーブル、椅子を作りました。

しかし、これって、当時の欧米人と日本人の背丈や身体の大きさからすると、笑い話みたいな話ですが、それだけ忠実にコピーすることから、始めたわけです。

そして、実際に作業をしながら、トライ&エラーを繰り返していって、メイド・イン・ジャパンを作っていったんですね。

で、それ以外にも、日本が気をつけたことがあります。

それは、デザインでした。

それまでの時代は、とにかく、機能重視、見た目はその後でした。

それを変えたのは、やはり、ソニーとホンダだったと思います。

それまで、車や家電は、日本向けに開発を考えるのが、当時の日本の会社でした。

しかし、ソニーとホンダの場合、車、家電では、後発組です。

なので、日本の市場に新たに参入するのは、難しかったわけです。

ということで、海外に目を向けました。

そして、海外で受けるためには、やはりデザインが大事だったわけです。

目新しさは勿論、デザイン、サイズなど、こと細かに考えるようになりました。

で、そのデザインに合わせて、開発を行うように代わったわけです。

そのため、無理なサイズでの設計、無理な取り付け方法など、苦労を重ねたようです。

しかし、それが功を奏し、デザインを生かし、また、そのデザインに収まるような設計のノウハウまで、身に着けることが出来たんですね。

何か新しい製品、サービスを考える場合、デザインなど、別の観点を先に考えるということも、大事だというよい例だと思います。