孫と読んだ絵本3冊

 今日(2月1日)は、孫のカイ(1年生)の学校は凧揚げ大会だ。晴れて、風があったから最高の凧あげ日和だったことだろう。その前の晩、カイとお布団に入って3冊の絵本を読んだ。

 『すずめのくつした』(大日本図書2010年)は、小さな靴下工場の男の子アンガスが冬の日、寒がっている仲よしのすずめに靴下を編んであげる。すると、次の日には町中のすずめがやってきて、「ぼくにも」「わたしにも」ということになる。暖かそうな靴下をはいたすずめたちを見た町の人びとはそれを買い求めて押しかける。つぶれそうだった靴下工場は元気を吹き返すという話だ。ちょっとまとまった、入門期の物語絵本だ。

『とべ! ちいさいプロペラき』(福音館書店2000年)は、孫たちの大好きな絵本。初飛行に飛びたつ前の日、格納庫に入ってきたジャンボジェット機に委縮したプロペラ機をジャンボが励ます。

「げんきをおだし、プロペラくん。ひろいそらでは、ぼくらのおおきさのことなど わすれてしまうよ」

 プロペラきは、胸をはって、どこまでも、どこまでも広い空を飛びます。明日の用意を整えたリュックの上に乗っている飛行機はお正月のプレゼントに贈ったもので、ライトがピカピカと点く。

 おしまいは、『すてきなあまやどり』(徳間書店2003年)。たくさんの動物たちが大きな、大きな樹の下であまやどりをする、楽しいお話。あちこちで集会などでやってくれたアニマシオンの絵本。

 読み終わると、すぐに眠ったカイは、大空の下で、凧あげをしている夢を見ていたことだろう。いや、ちいさなプロペラ機になって、ひろい空を飛んでいるかな。