映画『ビリー・ホリデイ物語』をどうぞ!

 感動でした!

1959年、まだ黒人差別が激しかった時代。歌手としての絶頂期を過ぎたビリー・ホリディを、オードラ・マクドナルドが演じる。寂れたフィラデルフィアのジャズクラブでビリー・ホリディは最後のライブをする。生い立ちを語り、歌手としても生き様を語り、思いのたけを歌う。その切実な語りが心を打つ。その4か月後に彼女は亡くなる。

 ……という設定で、創られたオードラ・マクドナルドの演じる舞台を映画化したものだという(日本語字幕を担当した岩辺いずみの話)。ビリーならこうだろうという設定。それをオードラが迫真の演技と歌で迫る。

 東銀座・東劇で。間もなく終わって、別の映画館になりますが。