1月7日(土)孫と読んだ絵本3冊

 昨夜、孫のカイ(6歳)と寝ながら読んだ絵本。カイが選んだ。今回、今まで手をのばさなかった3冊を選んだ。少し趣味が変わってきたようだ。

 

『アヒルだってば! ウサギでしょ!』

エイミー・k・ローゼンタール/トム・リヒテンヘルド=さく

いまえ よしとも=訳

サンマーク出版2010.5、1,400円

 「この絵は何に見えますか?」という心理テストがあるが、表紙でわかるように、アヒルにもウサギにも見える絵が論争を招くというしかけ。これを二人の掛け合いで読むとおもしろい。明学大ボランティア「おなはしポップコーン」の学生が見つけてきて演じてくれた。以来、入手して使ってきたが、いつも大好評。

 

『はっけよい 畑場所』

かがくいひろし

講談社2017.4第19刷 1,200円

 かがくいさん(故人)のユーモア絵本。じゃが岳VSはくさい丸、かぼ春日VSながね富士……等々、野菜畑出身の力士による大相撲である。その対戦が司会のみみずたろうと解説のけろのすけ親方によって展開されていく。どっちが勝つか、まず「とりくみ表」によって予想させるとおもしろい。こういう結果はどうでもいいという予想は、自由な討論を引き出すので、盛り上がる。

 

『トラ ネコ科のなかまたち』

作 S・ジラルデ&K・メルロ・ポンティ、絵 F・P・ロサド

訳 菊池有子

ブロンズ新社1996.3 1,800円

 カイは最近、トラに惹かれている。今日も公園に行く道々、ライオンと比較しつつ、トラの強さについて説明してくれた。この絵本は科学的な解説絵本であるが、とてもユーモラスな絵によって展開されているので、ところどころ、クイズ風にやっていくとおもしろい。

「世界で一番 大食いなのは、○○人の人間を食べた?」などは今まで当たったことがない。

トラの鳴き声や恋、毛皮の話など興味は尽きない。私は偶然、古書店で見つけたのだが、入手は困難かもしれない。