『ぼくらはアニマシオン探偵団』

25周年誌ができました!

 日本における「読書のアニマシオン」は、どの研究団体・サークルでも25周年になる。モンセラット・サルト著『読書で遊ぼう アニマシオン 本が大好きになる25のゲーム』(柏書房)が1997年4月に出されたのをきっかけに始まったからだ。私たちの「読書のアニマシオン研究会(アニマシオンクラブ)」も、この本をテキストにしつつ、独自の開発を加えた公開研究会を始めた。

 25周年記念誌として、笠井英彦代表の編集で『ぼくらは物語探偵団 25周年記念誌』ができた。私は総括を担当した。スペイン・フランススタディツアーでの学びを土台に、これまでの活動、そして論争(今に続く)を踏まえてもう心置きなく書いた。特に、「読書へのいざない」が「導き」に陥りやすい〈罠〉について触れた。ぜひ読んでいただきたい。

 笠井さんが活動の経過をまとめている。

 実践編では、

1 『ともだちや』でちょこっとクイズ大作戦(太田和順子)

2 ようこそ! うさこちゃんの世界へ(笹島朋美)

3 荒井良二さんとあそぼう(宮崎大策)

4 短所も長所! 『はっぱをきがえた木』(名鏡琢人)

5 「10歳の質問箱!」~あなたの悩みはみんなの悩み(藤條学)

6 「あなたがもし奴隷だったら」(笠井英彦)

7 百科事典でアニマシオン~百科事典っておもしろい~(平島和子)

 の7本のレポートを収録している。すぐに使えるものになっている。

 11月5日(土)午後2時からの11月例会(文京区民センター3C研修室)に並べる。11例会は青森アズマシオンクラブによるワークショップだ。いつもとてもユニークなアニマシオンを持ってきてくれる。ぜひおいでください。