6月8日(火)晴れ 「ぼくの・ぼくたちの がっこう」を書き足していこう
~『ぼくとがっこう』谷川俊太郎・文、はたこうしろう・絵
アリス館 2021.5 1400円
ちょっと学校と距離をおきつつ、そこで過ごす時間の中で成長していく「ぼく」を描く。
のめりこまない谷川さんの文が「学校っていいな」という共感をあおらないところがいいと思う。はたこうしろうさんのさっぱりした、明るいトーンの絵がすてきだ。絵本の良さを伝えてくれる。そして、読み終わると、やっぱり学校って」いいな……と思う。
二人の呼吸がぴたりと合っている。はたさんの絵が谷川さんの文の行間を豊かに埋めてじわりと感動を満たしてくれる。編集者の力も大きいのだろう。作り手の喜び、誇りがつたわってくる。この図書館では、付録の「アリス館通信」も綴じこんでくれていて、そこに二人のミニ対談がある。「それぞれの学校体験」だ。それもぜひ目を通しておきたい。21.6.6
そうそう、リズムのある詩(文)なので、このリズム(形式)を借りて、教室でもチームを組んで、二番、三番……と作ったらどうだろう。
「 うちにいるとぼくはこども
ぼくはぼくでいられる
がっこうにいくとぼくはせいと
ぼくはおおぜいのなかのひとりになる
がっこうはうちじゃない
せんせいはおかあさんじゃない
でもがっこうのうえにもそらがある
がっこうからうみがみえる
…… 」
と、2行のつぶやきが
続いていく。この「続き」、というか、「さしはさみ」でふくらませていこう、というのはどうだろう。
「生きる」の詩が、書き足し書き足しされて、ネット上で今も膨らみ続けているように。
*
とても暑くなる予報の一日。マスクの子どもたちは大丈夫かな?
先日、熱中症の出た中学校で、「体育の時間のマスクは自主判断に任せている」と話していたが、それでいいのかな?
