10月9日(火)晴れ

道徳と読書8 「節度・節制」余話②『きちょうめんななまけもの』

 とてもいい天気。日の出の位置がぐっと南に寄ってきました。足長おじいさんの脚もぐんと伸びてきました。朝の善福寺公園の散歩も快適です。今は芙蓉がきれいです。倒木の整理も進んでいますが、まだ樹上にぶら下がっている枝もあって、その下は立ち入り禁止となっています。私は2周しています。我が家から約4,500歩強。

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さて、「節度・節制」余話 

動物園のナマケモノを知っていますね。じっと枝にぶらさがっていますが、夜はどうしているのでしょうね。ねじめ正一詩、村上康成絵『きちょうめんな なまけもの』(教育画劇)はとっても楽しい絵本です。

 昼間は無表情でじっとしていますが、夕方、お客が帰ると、ホッとした顔になります。これが素顔なのです。そして、すばやく木から下りると、昼の運動不足を補い、明日のためにトレーニングに励むのです。ストレッチをして、動物園を3周ジョギングもしたりするのです。日記をつけてから、夕食も残さず食べます。そして、そのまま寝ると「怠け者」と言われるは嫌だから、星座表を見て星の観察などの勉強もしてから休みます。そして、朝が来て、お客が来ると、枝にぶらさがってじっと耐えるのです。(表紙の表・裏で顔が変わっているのがわかりますね)

 動物園ではみんなこうして、子どもたちの期待に応えるために、節度・節制しているのです。(いや、させられているのかな)

 教科書では、高学年はスマホやゲームのやりすぎで学業などに支障をきたす例が出ています。これはこれで、大切なテーマになっていますね。