3月14日(水)晴れ 「ろ」とくれば=『ローザ』

 

 ローザは「ふつうの人」だった。家族のために働き、貧しくても、満ち足りた生活を送っていた。1955年12月1日もそうだった。仕事が早く終わってバスに乗り、疲れた体で座っていた。バスの中は白人の席と黒人の席と両方が座っていい席とあった。ローザは中間の席に座った。混んでくると運転手は白人に席を譲るように求め、警察がきて、ローザを逮捕した。

 このニュースは瞬く間にモンゴメリーの街に広がり、女性たちの呼びかけにこたえてバス乗車拒否運動に発展した。マーティン・ルーサー・キング牧師はこの運動の代表となった。

「バスにはのらないことにしましょう。当然のことが水のように流れだし、正義が大きな川となるまで、私たちは歩くことにしましょう」

 そして、この運動は全米の公民権運動として広がった。

 あわせて『キング牧師の力づよいことば』(国土社)を読みましょう。

「I have a dream」

『ローザ』(光村教育図書)

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 いま、あらためて「ローザの勇気」を! 「ふつうの人」の声を! 黙っていることは現状を認めることにされてしまうから。

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 終活余話⑦ 満開の桜!

 庭の桜が満開となりました。今年は早く咲いてねとずっと話しかけてきました。2週間ぐらい早いと思う。これは2014年3月、めいじがくいんだいがく退職記念のお祝いに山形県のアニマシオンクラブ会員武田さんが贈ってくれた数本の桜の切り枝が根付いたものです。たった4年間でこれだけになるのですね。すごい力!!! ありがとう、桜! ありがとうございます、武田さん!!今年はとりわけしっかりと心に刻みます。