1月6日(土)晴 アニマシオン・ブックトーク④「え」

   =これでアニマシオンを始めました!『エルマーのぼうけん』

 

 写真の短冊は「タイトルをつけよう」です。右側の「りゅうにあいたいな」がアニマシオンを始めた時の4年生の作品です。これが、みんなの選んだ花マル。「エルマーのすっごくたのしいぼうけん」が次点。左側は飯塚小退職のラスト担任3年生の作品。「しんにゅうしゃエルマー」が花マル。

 『エルマーのぼうけん』(3巻)は児童期の子どもにはピッタリの物語。「りゅうにあいたいな」の4年生の時は、『エルマーとりゅう』、『エルマーと16ぴきのりゅう』まで読破。『16ぴきのりゅう』はオリジナルの台本を作って学芸会でも演じました。

 アニマシオンでも各地でワークショップをしました。私がシマシマのTシャツを着て、飛びこんで会場に登場する姿をおぼえている方もあちこちにおいででしょう。沖縄のアニマシオンはこれで始めたとも言えます。

 私たちの初めての本=『ぼくらは物語探偵団―まなび・わくわく・アニマシオンー』(1999年5月 柏書房)では、渡辺康夫さんが「エルマーのぼうけんを探偵する」と1章を書いています。そこでは、このお話どんな話→ダウトをさがせ→これだれのもの→そのカード、だれのこと→物語バラバラ事件→ぼくのタイトル世界一ぼくたちはぼうけん作家→語り部コンテスト。(この本の表紙は初版のものです)

 ワクワクするような協同読書体験が教室を活性化します。「初めてこんなにちゃんと本を読んだ」と子どもたちからも聞きました。保護者の皆さんも2冊目に入るときには喜んで購入してくれていました。葛飾区の図書館にも相談して児童数用意していただきました。『エルマーのぼうけん』はそれだけあるんですね。

ちなみに、飯塚小での公開研究会全体会で詩のパフォーマンスを披露する恒例は、この4年生たちからです。アニマシオンについて自信を持つことができたのは、この子たちのおかげです。「読書のアニマシオン」が日本に上陸した『読書で遊ぼうアニマシオン 本が大好きになる25のゲーム』(M.サルト1997年4月柏書房)で、「ばくらは、読書探偵団―活字の世界はおもしろい」のレポートを書いていますが、その教室の子たちでもあります。

 『エルマーのぼうけん』とにかくおすすめです!!(R.S.ガネットさく、わたなべしげお訳、福音館1963年初版)