9月25日(月)晴 「ブラック学校」という特集=『週刊東洋経済』

 

 『週刊東洋経済』9月16日号が、「学校が壊れる」という特集をしている。カバーを見ると、すごいことになっている。

――生徒も教員も危ない

――学校は完全なブラック職場だ

――前川前文部次官「現場に謝らなければならない」

――中学校教員の6割が「過労死ライン」超える残業

――教員の序列と給与体系 非正規教員の苦悩

――誰のためにあるのか? 揺らぐPTA

 中学校では「ブラック化する部活 中学校教員に重い負担」を展開している。内田良名古屋大学准教授はこう提案している。

「部活動は本来、20代、30代、60代になっても続けられるような趣味としてのスポーツや文化活動につなげていく、その土台を作るものだ。全国大会に行かなくても、近所で数か月に一回試合をして「楽しかった」といえる設計が必要だと思う。」

 2014年春、デンマークに視察に行って、放課後の子ども施設(日本では学童)を見学した。大きなビルだ。造形工作、絵画、音楽の諸施設…。バンドを組んで練習できる部屋。その録音施設。卓球はじめ、スポーツの施設。図書室、とにかくほとんどあらゆることができる。中学生までの施設だ。地域のプロの人たちがボランティアで指導・援助に関わり、もちろん専任の職員もいる(フランスでいえばアニメーターだ)。利用は無償だ。デンマークは経済力だけなら日本の上だとは言えないだろう。金がないからできないのではなく、やろうとしないからできないのだ。

 なんでも学校に持ち込んでやらせる日本の安上がり、現場負担主義とは根本の発想がちがう。もっとしっかりと政策的な対案を組合や現場から提起していかなければいけないと思う。

 大事な特集だ。現場への潮目が変わってきていると思う。