11月24日(木)雪 長倉さんの「地球の色」④=〈黄〉
東京に11月の雪が降りました。それだけで、トップニュースです。寒かったです。荻窪の娘のマンション7階から見た風景は真っ白です。(4時くらい)
帰りのバスの中で、小学生5年生くらいかな、座ると、漢字書き取り帖を出して宿題を始めました。揺れるバスの中ですが、一杯宿題があるのでしょうか。塾の帰りのようですから、塾からも宿題が出ているのかもしれませんね。宿題を出すことが裁判にまで×論争になっているヨーロッパとは違いますね。「子どもには子どもの時間が必要なんです。今しかないんですから」と、フィンランドの先生たちが語っていましたね。マイケル・ムーアの映画。
さて、明日から27日まで、清水東高校時代の市内高校生サークル「ぶなの会」の合宿コンサートです。ブログはお休みして、フェイスブックでご挨拶します。
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長倉さんの『世界は広く、美しい』第4巻は〈黄〉。
――黄は包みこみ、生の先にあるものを考えさせる色だ――
とてもきれいな、わっと広がる感じの本になりました。写真集はどうも黒の印象が強い。実りの色、夕焼け。いのち、日本では死者が向かうのは「黄泉の国」。つまり〈黄〉。
「それは暖かみのある「黄」が、死者の抱える哀しみを受け入れ、落胆を和らげてくれるからにちがいない。」と、長倉さんは書いている。
「黄は現世と来生を結ぶ色、同時に欲望と達観の間をゆれ動く人のせつなさを表す色だ。」
さあ、ラストは何色でしょう?