葛飾作文の会の友人に頼まれて、その小学校の4年生に詩「春のうた」で一時間の授業をやりにいった。4年生の定番教材で、自分にとっても大好きな詩人であり、作品である。でも、しばらくぶりに子どもの前に立つので、くりかえし授業の流れをイメージトレーニングした。この詩は逐条的な解釈の鑑賞には向かない、非常に「単純な」ものである。ネットで調べると、それをなんと4時間ぐらいもこねまわしている実践解説がいくつも載っている。いや、そういうものばかりといったほうがいい。おどろいてしまった。「詩を楽しもう」という単元にはなっているものの、これでは楽しくはないだろうと思った。声を出しながら、作品世界を「歩き回り」、仲間と声を響き合わせて楽しむ作品だ。しばらくぶりなので、全体の子どもへの目配り、時間配当、子どもの声の聞き取り等々、反省点は多かったが、あらためて4年生ってこういう感じだっけと思うところがあった。
保塚図書館の児童書コーナーには草野さんの詩集は2冊だったが、それぞれに非常に深い解説が加えられているので、お奨めです。
『草野心平詩集『蛙のうた』』(美しい日本の詩歌⑮、岩崎書店、1500円1997.8)
『少年少女のための日本名詩選集10・草野心平』(あすなろ書房、1,200円、1986.9
