先日、SNSを見ていたところ切腹の間の話題が出てました。
突然、切腹の間と聞いてもわからない方がほとんどなので説明します😊
これは四畳半の敷き方についてよく「勘違い」されてることなんですね😊
畳の敷き方には祝儀敷き、不祝儀敷きというのがあります。
昔は自宅や屋敷で冠婚葬祭を行っていました。
その際に畳の敷き方を変え、祝儀、不祝儀と分けていました。
四畳半の間の敷き方については一般的な敷き方として、鬼門(北東)に半畳がこないように敷きます。
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よく切腹の間と「勘違い」していわれているのが真ん中に半畳を持ってきて、左回転で敷いた場合のことです。
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次に真ん中半畳で右回転に敷いた場合(通常、中半畳の場合はこちらの敷き方)
これ、どちらも私が施工した写真です😊
ぶっちゃけて言います😊
切腹の間など存在してません✨😊
真ん中に半畳を敷く場合は多くの場合、真ん中に掘りごたつがあったり、施主さんがどうしても真ん中半畳に敷いて欲しい場合、茶室で真ん中半畳にする場合とあります😊
一般家庭ではほぼ掘りごたつかお客様のご要望になりますが、畳の敷き方に一番大切なのは畳の上で生活されるお客様の動線に沿って敷き方を考えることです😊
例えば右回転で敷いた場合、写真の矢印の方向からお客様が畳の上に出入りする動線であれば畳の目に逆らうことがなく生活しやすいです。
しかし、出入り口が逆の場合は畳の目に逆らわないように敷きます。
↓こちらのお部屋の場合は真ん中に掘りごたつがあり、右回転だと畳の目に逆らうので逆回転にしてます。
では、なぜ「切腹の間」と呼ばれるようになったの❓❓❓
一言で申し上げますと「時代劇や絵画の影響」です。
切腹が行われていたのは江戸時代末期までです。
当時は畳はまだ「超高級品」です。
そして、家や屋敷というのは代々受け継がれてきたり、大切に扱われてきました。
日本人は穢れを嫌います。
例えば切腹に使用した和室をわざわざリフォームして再利用するでしょうか❓❓
時代劇の中では切腹はお腹を短刀で刺すとすぐに絶命します。
実際のところ切腹で絶命するにはとてつもなく時間がかかります😱
なので、介錯人が首を斬り落とし切腹の完了となるようになりました。
文章にするのはおぞましいですが😱
切腹をすると辺りは一面血の海になります😨
まず、腹の筋肉を切り、血管などを切り裂いて内臓が飛び出した瞬間に辺り一面血の海になり、い草と藁でできた畳に大量に血液が溜まり染み込んでいきます。
次に介錯を行うと、切断された頸動脈から天井から周りにまで勢いよく血が噴き出し、切り落とされた首がゴロゴロと転がります😱
そして、遺体の片付けを行いますが、ビニールシートなどない時代です。
大量出血した遺体を動かすとまだ体内に残っている血液はどんどん出てきます。
恐ろしい😱
はい。屋内での切腹は戦闘中のお城やお屋敷の中ではあったかもしれませんが、通常は外で行われてきており、わざわざ切腹の為に四畳半の敷き方を変えていたということはありません😊
噂が一人歩きして事実のように語られてきただけなので、左回転で敷いてある四畳半の和室もお客様の動線に合わせて作られた「きちんとした和室」なのでご安心くださいね😊