先日、祖父の代からお世話になっている問屋さんで中古の黒檀の手鍵を見つけました✨


なんのこっちゃ❓と思われるかもしれませんが、我々畳職人が使う仕事の道具類はメーカーがかなり前に廃業しているので、なかなか手に入りません😥


例えば採寸の時に使用する寸取り尺なんかもメーカーが廃業し、手に入れることができてもかなり高額となっています😓


畳職人は尺貫法で採寸から製作を行います😃


そして今回は畳をめくる時や納める時の必需品の敷き込み鍵(手鍵)、それも黒檀でできた物を手に入れました✨


左側が樫でできた手鍵・右側が今回手に入れた黒檀の手鍵。

前の持ち主が手鍵の先端を潰して使っていました。

写真は研ぐ前の手鍵。


黒檀は硬くとても耐久性が高い上に手に吸いつくような手触りです✨✨✨

さらに金属部分は鋼に丁寧な焼き入れがされていて、めちゃくちゃ硬いです😊


祖父の代からお付き合いのある問屋のおっちゃんとおばちゃん(80歳)にずっと前から黒檀の手鍵が欲しいとお願いしてました😁


偶然にもおっちゃんが展示会の為に倉庫を整理してたら中古が見つかったそうで、私に見せてくれました😊


「おっちゃん、中古でもええからこれ譲って欲しいねん🙏」

「兄ちゃんも好っきゃなぁ😂ほな、これ譲ったげるわ😊」

「おっちゃん、ありがとう‼️」


かくして私の元に黒檀の手鍵がやってまいりました✨


長年の汚れを綺麗に落としてから私が使いやすいように金属部分を砥石で研いでいきます✨



昔の職人はよく手鍵の先端を潰していました。

昔の畳のい草が太かったこと、ほとんどが藁の畳だったことが理由の1つですが、最大の理由は手鍵を畳縁の下に突っ込むと先が尖った手鍵だと畳縁を貫通して穴が空いてしまうからです。


うちで使う畳表はキメが細かいので、手鍵の穴が目立ちます❌

なので手鍵の先を尖らせるように研いで使用してます😊


硬い手鍵を気がついたら2時間かけて研ぎ上げていました😂

昔の道具の鋼は品質がめちゃくちゃ良いので非常に硬いです✨


片減りさせないように慎重に均一になるように研いでいきました😊


畳表を傷つけにくい仕様に変身✨

私が使いやすいように改良しました😊

砥石で磨いてピカピカに😁



使用した砥石はこんなに凹んでました😂



私の祖父や伯父、親父も畳職人でした。

昔から「ええか、道具だけはええのん買えよ。安物だけは使うな。」と代々言われてきていたので、ようやく「ええ道具」を手に入れることができて、嬉しくて嬉しくてブログに書いてしまいました🙏😂