こんにちは。岩元應和です 



僕は保健センタ-や幼稚園など子育て支援領域で、お母さん面接に携わることが多いのですが・・


特に3~5歳ぐらいの子どもを持つお母さんたちの訴えで多いのが、「子どもに対してイライラする」という相談です。


子どもたちもこのぐらいの年齢になると、表現力が日々増えていき、自分を表現する自己主張が、時に「反抗」という形でお母さんたちを困らせてしまいます。


さらに・・その様が自分に似てきている、あるいは、自分の性格とは真逆である・・と、どちらに転んでも、子どもの成長として頭では理解しようとするが・・子どもが「反抗」という形をぶつけてくると、お母さんも「感情」という形で・・結果として口撃してしまう・・。


子どもの「反抗」という形は・・別名「感情の卵」でもあるので、お母さんの「感情」という形とぶつかると・・「感情の卵vs感情」となり、それは油に火を注ぐような・・親子が望んでいない結末になることが多いようです。


それでも毎日のように親子は望んでいない結末・・すなわち争いとして続いていくようです。


そして・・子どもとの争いに精神的にクタクタになっているお母さんたちの多くが、「愛情を注いでいるつもりなんだけど・・。正直・・どう対応してよいか分からない」とせつなさをつぶやきます。


そんな時、僕はお母さんに『どんな風になると、今より少しだけ楽になれると思いますか?』といったゴ-ルの質問をします。


すると・・「子どもが私に何を望んでいるのか、もっと理解できたら今より楽になれると思うし、言い争いもしなくてすむかも・・」といった回答がなされたりします。


こういう場合、次のようなイメ-ジの世界に入ってもらうことがあります。



子どもの目を通して見てみよう


目の前の椅子に自分の子どもが座っているとイメ-ジする。

自分自身に注意を集中して、ゆっくりと身体から抜け出していくようイメ-ジする。

身体から抜け出した自分自身が、目の前の子どもの中に入り込むようイメ-ジする。

子どもの中に入り込んだら、子どもの目を通して(子どもの視点で)目の前の自分自身を眺めてみる。

子どもの目を通しながら・・子どもの気持ちを体感してみる。



僕はイメ-ジの中にいるお母さんに、『○○ちゃん(子どもの名前)はお母さんにどうしてもらいたいと思っていますか?』『どんな風に応えてもらいたいと思っていますか?』といった質問をする。


不思議なことだけど・・お母さんは「私と一緒に□□して欲しいって・・」といった感じで、いつの間にかお母さん自身に戻って答えてくれる方が多いようです。


NLPでは「ポジション・チェンジ」というエクササイズがあり、そこでは相手の目を通した(相手の立場に立った)状況を体感します。

新しい視点によってどんな効果を得られるか、そしてどんな達成が得られるか・・等など、新しい学びがあるかと思います。


このブログから何を学びましたか? このブログを読んで今、どんなご気分でしょうか? 僕が学ぶべきことがあれば、ぜひ教えてください。


それではまたねビックリマーク