twitterやfacebookをやっていて良かったと思う点の一つに、
著者や有名人とつながれるということが挙げられます。
そしてその効果の一つに、そういう人たちが出版した本を
読む機会が増えるということがあると思います。
私はむしろ、twitterをやるようになって
読書量が増えた気がします。
そんな私がずっとウォッチしていた方のお一人が日垣隆さん。
もちろん面識はありませんが、はじめは2ちゃんねるで名前を知り(笑)、
twitterでのバトルを見、それで著作を何冊か読むようになりました。
大学の先輩でもありました。
で、そんな日垣さんの「つながる読書術」を先日読みました。
氏の圧倒的な知識量、読書量には歯が立つはずもありませんが、
本書を読むと、著者が読書を、仕事としてでなく心底愛しているのだ
ということがひしひしと伝わってきます。
私が感銘を受けた中の一つに、「黄金の五分」という箇所があります。
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本当におもしろい本なら、再読することも珍しくはありません。
(略)
しかし、すべての本がそうなるわけではありません。線を引き、
付箋を付けながら読了したものの、そのまま放置してしまう本も多くあるでしょう。
そうなりそうな本は最後に五分間、時間をとり、
印の部分をもう一度見返し、まとめて再読するようにします。
この五分は黄金の五分間です。
これをやるかならないかで、理解度ははるかに違ってきます。
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この手間を惜しんでいたから私は・・・だったのか・・・と後悔しきり。
これを気づかせていただけただけで、本書は読む価値アリアリです。
強面で有名や著者ですが、文章のところどころに茶目っ気たっぷりなのも
人気の秘密なのだろうな~と思います。
お勧めの一冊です。
- つながる読書術 (講談社現代新書)/日垣 隆
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*題名はホッテントリメーカーで作りました。