山一證券から始まる人脈もある | ぶっちゃけ税理士・岩松正記のブログ

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仙台市の税理士、岩松正記が書く、起業・ビジネスネタを中心に、ときどき読感やセミナー感想など。
山一證券の営業、アイリスオーヤマの財務・マーケティング、ベンチャー企業の上場担当役員等10年間に転職4回と無一文を経験後に開業。
モットーは「一蓮托生」

こんにちは。仙台の税理士、岩松正記です。

今回は少し自慢が入っているかもしれませんがお許しを。

コモンズ投信会長の渋澤健さんと私は、
昨年某都銀の講演会で一緒に講師をさせていただき、
それ以来ご縁をいただきました。

渋澤さんは、あの渋澤栄一の直系の子孫に当たる方ですが、
非常に気さくな方で、こちらが恐縮してしまうほど。

その渋澤さんが毎月「シブサワレター」を送ってくださるのですが、
その中にコモンズ投信3周年記念セミナー&懇親会があるとあったので
いそいそと行ってみました。


実は、渋澤さんの会社、コモンズ投信の社長が
元山一證券の伊井哲朗さん。

伊井さんは私が山一に入った時は研修部におりまして、
私ら同期400人を指導してくださった方です。
非常に仕事ができるスマートな先輩という印象を持っていたのですが、
よくよく考えたら、平成元年の研修以来、
20数年ぶりにお会いしたのでした。

伊井さんは全然変わっておらず、相変わらず格好良かったです。


私が仙台支店にいた時の副支店長が、
ソニーバンク証券社長の杉浦康浩さん。

杉浦さんからは怒鳴られた記憶と女川に同行していただいた記憶、
そして「税金の勉強をしろ!」と言われた思い出など、
非常にお世話になった大先輩です。

その杉浦さんのところへ昨年夏に遊びに行った際、杉浦さんは
「伊井くんとこのコモンズ投信は運用成績良いんだよね」と
おっしゃっていました。

コモンズ投信は、投信には珍しく、投資家と直接対話できる場を
設けているのが特徴です。それと、投資銘柄を国内の有望株30社に
絞っている点も特徴的。私が投資勧誘するわけではありませんが、
明確な目的をもってしかも実績を出しているという
非常に面白い会社だと思いました。

で、そんなコモンズ投信の懇親会で
渋澤さんから紹介いただいたのが、これまた元山一證券で
ナディアというIR関係の会社を経営されている松山英明さん。
私の大先輩に当たる方なので話を伺ったら、
なんと、上記の杉浦さんと同期とのこと。
あまりの奇遇に、私は驚いてしまいました。


実は皆さん、山一證券の最後を見届けてから
業務を引き継いだメリルリンチ日本証券やその他の証券会社、
他業態の会社へ移ったりされてから、結果的に独立起業されています。

山一證券には、私の最初の上司のように覚せい剤で捕まるような
社員もいましたが、多くのまともな山一社員は、現在、
テレビ局や保険会社などいろいろな業界で活躍しています

突然ブッツぶれてしまったがため、余計に散らばった。
だから逆に、多方面へ人材が広がって行った。

私がかつてベンチャーで上場準備役員をしたとき、
証券会社だけでなく証券取引所、コンサル会社などあちこちで
元山一證券の方に会って助けていただきました。

私なんぞ途中で裏切った人間なのですが、
それでも「元山一證券」というだけで受け入れてもらえました。

これこそが同じ釜のメシを食った仲、言うなれば
「人脈」
なのではないでしょうか。


もちろん、私は上記の方々とは、いっさい商売をしていません。

しかし、商売になるのばかりが「人脈」じゃない。

ましてや、商売にするために人とつながるのは、
「人脈」とは呼ばないのではないでしょうか。

私はそういうあざといのは嫌ですし、また、
そういうのだけを求めるような人とは付き合いたくないですね。


結論は、人脈とは、作ろうと思って作れるものじゃない。
もちろん、こちらから動かないとできないものではありますが、
だからといって、無理に作るものではない。

ましてや、人脈本を読んだって、作れるものじゃない。

結局のところ、人と人との縁を大事にすれば自然とできるものではないか。

そう実感しました。


結局、最初に入った会社なのかな、なんて。


渋澤健さんのブログ
http://alt-talk.cocolog-nifty.com/

コモンズ投信
http://www.commons30.jp/

ソニーバンク証券
http://sonybank-sec.net/