ごぶさたでございます。
相変わらず仕事やら何やらでバタバタとした日々でしたが…。
もちろん、休みさえ取れれば山へというスタンスは変わっていないわけで。
先週末３連休、お休みが取れたのは日曜日だけだったのですが、もちろん行ってきました。
どこもかしこも天気が芳しくない感じではあったのですが、その中でもマシそうだったのが南アルプスなのですが…。
今回の山行記は嵐の中の登山記です(^^;)
夜中に車を飛ばして山梨県南アルプス市の芦安へ。
この時期の南アルプス北部はマイカー規制でバスで入るんですが、一番バスに乗って、２台のバスを乗り継ぎ登山口の北沢峠は7時過ぎ。
すでに大雨です…。
中にはせっかくバスを1時間半近く揺られて来たのに、そのまま登るのを断念して帰る方もおられたようです。
ある意味正解かも…。
てなことで、行けるところまででも行こうと、レインウェアを着こみ、出発が7:20。
雨とガスとで薄暗い樹林帯を登っていきます。
上のほうでは風がビュービューいってるのが聞こえ…。
こりゃ、森林限界超えたら嵐だわ…。
嵐でした。
風速20～30ｍは吹いていたんではないでしょうか。
耐風姿勢とりながらの稜線歩き、さすがの自分的にも過去にないくらいの嵐でした(^^;)
先日の北海道の大雪山系トムラウシでの遭難もこんな感じだったのかもしれません。
昨年、ほぼ同じルートを歩いてはいるんですが、確かに北海道の山は小屋と小屋の間の距離が半端じゃないし、体力消耗して低体温症で…っていったら大変な状態だったんだろうなと。
今回は、比較的距離も短いし、危険なところないし、下山路にはとりあえず小屋がいくつかあるし。
暴風に耐えながら登り続けます。
唯一癒しだったのが高山植物です…。
ハクサンイチゲに…
コイワカガミ、アオノツガザクラ…。
嵐の中の写真なので、ショボい写真ばかりです(^^;)
天気良ければ、仙丈ヶ岳は広々としたカールや周りの南アの山々がそこに見えるはず…と心の目で眺めながら山頂へ。
薄暗いですが、日食ではありません。
日食は３日後だし。
単に嵐で暗いだけです。
暴風雨で視界もないのにもかかわらず、山頂にはそれなりの方々が写真撮ったり…。
物好きな方は、自分以外にもいるもんだなぁと。
早々に退散させていただきました。
馬の背～薮沢新道～北沢峠というルートで下山したんですが、ところどころ、まだ雪渓がだいぶ残っていました。
そうそう、この仙丈ヶ岳はシカ害でやはり大変みたいです。
馬の背ヒュッテ付近では、シカよけのネットが張り巡らされていました。
といったことで、ホントはすごく優美なはずの山、「南アルプスの女王」と呼ばれる仙丈ヶ岳でしたが、散々の天気でした。
とはいえ、これはこれで楽しめたんですけどね。
ナニゲに全然がっかり感が残っていないところがポジティブかなと。
またいい季節に行きたいと改めて思いました。
今年の夏は、テント泊の縦走を２回＋αばかり企み中です。
北陸方面、北アルプス、それぞれどうせなら晴天で歩きたいなぁ…と。
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