週末、土曜日の天気はまずまず良さそうだったので、日帰りでどこがいいかなぁ…と考えておりました。
とはいえ、その前2日ほど徹夜だったこともあり、近場で、でも百名山で…みたいな。

というのも、今回どこぞ百名山登れば、記念すべき折り返しの50座目になるもので。
いつの日からか百名山ハンターと化してしまったいわまんたなのです。


わがままの結果候補にしたのが新潟・群馬両県境の平ヶ岳だったのですが…。
金曜夜のお客様との会食を終えて帰宅して、準備やら何やら出発が1時頃、そこから平ヶ岳登山口…なんとか朝一番に登山開始の予定がぁぁ。


途中、さすがに寝ました(^^;)

登山口到着9時頃だったかな?
そこからコースタイム13時間を日帰りは、いくらなんでもムチャクチャっしょ…ということで、あっさり平ヶ岳を諦めて、近くで手ごろな…ということで変更したのが苗場山。

正直、計画変更を想定していなかったので、地図も持たず向かってしまいました。
スキー場のややナンパなイメージがあったことや、移動中に適当な本屋さん(←一応地図買おうかと思ったのですが)がなかったということで、そのまま登山口についてしまいました。


…で、今回は新潟県湯沢町からの祓川コース。

あとから思い出したのですが、いつもブログにお越しいただいているハロリルガル様が、先週苗場山に行かれていた のでしたね…。
虫除けの件といい、せっかくのレポートだったのに(^^;)
すみません。

ということで。

いわまんたの徒然日記

林道終点の登山口。
ここからいざ。
時、すでに13時をまわっております(^^;)

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かぐらみつまたスキー場のゲレンデを横切って登山道に入っていきます。

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いつも、こういう樹林に入ると気持ちが盛り上がりますね。
それにしても、今日はすれ違う人、すべて下山者…。
この時間から登る人は皆無でした。
それも、下山なさる方に「小屋泊まりですか?」と声をかけられ、そのたびに「日帰りです」というと、「ひぃぃ~」みたいな。
いわゆる無謀ってやつです。

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それにしても、この苗場山、花の百名山にも数えられているように、高山植物がほんとに豊富な山でした。
これはサラサドウダンですかね。
わりとどこの山にもありますが、「すずなり」になっている薄赤色の花はほんとにきれいです。

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そしてイワカガミ。
このイワカガミも、これだけ群落をなして咲いているのは圧巻っていうくらいです。

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雪深いこの地域ならでは。
結構残雪も残ってましたね。
といっても、雪を踏んだのはここ2~3mくらいですが。

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どうにもこうにも立ち止まると体中にまとわりついてくる虫たち(ブヨみたいな)に悩まされながら、ぐいぐいと標高を稼いだわけですが、標高的に残り少しだな…あとは写真で見た湿原の散策レベル~♪と思っていたら、ハンパじゃない下りが…。
せっかく登って大きな下り、そして最後の登り返し250mっていうのがこの山みたいです。
下った鞍部から見上げる苗場山は、とても大きくてそして遠い…。
この時点ですでに16:30頃。
帰るか…小屋泊まりか…それとも山頂を強行してとんぼがえりするか…。

結局最後の選択肢を選びました。

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最後の登りをぐいぐい登って、帰路を振り返ると…。
結構長いじゃぁありませんか…。
ほんと普通の時間に帰れるのやら。

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最後の直登を登り切ると、山頂の湿原に到着です。
池の向こう(っていうかこの色は夕焼け色)のこんもりした樹林の中が山頂です。

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山頂は眺望ないんですね。
開けた台地なのに、なぜ山頂だけが樹林に囲まれてるんでしょうね。

薄暮の誰もいない山頂を早々に退散して下山開始。
時すでに17:30。

山荘の人とかに見つかったら、こんな時間から下山すんな!って怒られそうだったので、ダッシュで山頂を後にしました(^^;)

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それにしても、下山中にもたくさんの高山植物に気はそぞろ(^^;)
チングルマの群落に…

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ハクサンチドリ。

花の写真を撮りまくりながらの登り下りなので、きっちりコースタイムかかりました。
舗装路にかわる和田小屋ですでに20時。
登山口から7時間弱かかってました。

駐車場に戻ったのが20:30。
どう考えても真っ暗け。

それも怒られてしまうので大きな声で言えませんが、一応持って行っているヘッドランプの電池切れ(^^;)
予備電池なし!

ほんと、山を舐めてるとそのうち痛い目に逢うんじゃないかという反省しきりの山行でした。
そして、虫対策も怠ったので、下山して2日ほどたった今でも、腕やら足やら耳たぶ(笑)やら赤くぷっくり腫れて痒くて仕方ありませんです、はい。

こうして日本百名山折り返しの50座目が終わったのでした。
めでたしめでたし。