逃げ道？

小沢新党の名前が、新党「国民の生活が第一」に決まった。




この党名については街角でも様々な意見がある。




まあ、党名が長すぎるというのもあるだろうし、「国民の生活」ではなく「小沢の利権」という見方もあるだろう。




しかし、民主党が政権をとった時の原点に帰るなら、この党名はどうなんだろうか？とも思われる。




民主党が政権を取れたのは、「国民の生活が第一」ではなく、「消費税は増税しない」というマニフェストと民意が一致したからではないだろうか？




つまり、小沢さんが本当に国民のことを考えるなら、「民意第一党」とでも名付けるべきではないだろうか？




今回の原発再稼動問題にしても、「再稼動反対」の意見もあれば、「計画停電は困る」という意見もあるだろう。



野田政権を支持する積りは全くないが、「国民の生活が第一」という理念なら、「再稼動も国民の生活を守るため」という逃げ口上もあるわけで、実際、民主党はこの逃げ口上を使っている。




つまり、この理念である限り、逃げ道はあるのだ。






とにかく、国民が支持する具体的な政策をマニフェストにして選挙を戦って欲しいと思う。



それで国民の支持が得られるなら、小沢新党は議席を伸ばすことだろう。



しかし、世の中、経団連を含めた様々な思惑があり、これに背くと票が集まらないだけでなく、政治資金も集められないのではないだろうか？



これから小沢氏がどのようにやっていくのか、非常に楽しみである。