続きです!

長いです、ごめんなさい。





朝ハバナの空港に着いて、チェックイン手続きをしようとしたら、、、


「アメリカのVISA持ってる?ESTA取得してないでしょ?」


と言われる。



ガーンガーンガーン



ESTAいつ取ったっけ?

と焦る私。



その前年の2月まで学生ビザでアメリカにいたから、ESTAの存在がすっかり頭から抜けていた!



ジャマイカへ行くのにマイアミ経由する便を予約していて、トランジットでもESTAが必要だった。




調べてもらっても昔取得したESTAは期限切れしているらしい....



じゃあ今この場で申請しよう!!

と思ったものの、





インターネットがない滝汗滝汗滝汗



パスワードカードは購入していたものの、
空港ですらWi-Fiが通っていない。
というか、チェックインしたあとのゲート付近にはあるらしいけどカウンター付近には全くなく、
スタッフにWi-Fiどこ?!と聞きまくっても

さぁ〜ないね〜〜


としか言われない。


もう半泣きでカウンターのお姉さんに
お願い行かせて!!!期限残ってる学生ビザは持ってるのよ!お願い!

と言っても、

絶対だめ。
あなたに残された道は
今すぐアメリカ大使館に行ってビザ貰ってくるか、その学生ビザを日本から送ってもらうかのどっちかよ!!!


と言われ、、、



んなことできるか!!!!えーんえーん







結局、だいぶ粘ったけど
私のジャマイカ行きは無くなったのでした。





 

取り急ぎ頭の中にあったのは、



まず友達に連絡しないと!
(友達はガラパゴス諸島から来ると言っていた)
キングストンの空港到着出口で待ち合わせだから、彼女が飛行機乗る前に連絡しないと!
ジャマイカもインターネットの環境分からないから怖い!



あと宿も私がairbnbで予約していて、ホストが空港まで迎えきてくれると言っていたからこっちにも連絡しなきゃ!!

私しかやりとりできないのに
私がいないまま2人が待ち合わせできるわけない!




え、そしてキングストンまでの航空券8万円を無駄にしたのか.......はぁ......
そして友達が来るまであと何日1人でキューバ にいなきゃいけないんだ...?お金もないのに....どうしよう....





とまぁ、頭の中ぐっちゃぐちゃ!笑い泣き




とりあえず街に戻らないとインターネットないから、急いで街へ!



パスワードカードも空港で使ってしまい、もう手元にないからまずそれを買いに行ってそのあとインターネット繋げて連絡だ、、間に合うかな??!



と心臓バクバクで街へ向かう。






街に戻って、地図もなしでウロウロして、(炎天下の中1時間くらい彷徨ってた笑)
そしたらやっとWi-Fiがあるホテルを発見!!



Wi-Fi貸して!

と言ったら、泊まるのが条件よ!

と言われたから、まぁネットと宿確保できるし一石二鳥か。と思いホテルにチェックイン。








高かったけど必死だったからもういいや笑い泣き笑い泣き






そして急いで友達に電話。


そしたらちょうど今飛行機乗り込むところだった!とびっくりびっくり



事情を説明したら

「あはははは笑い泣き
こっちは全然大丈夫だから頑張ってキューバで生きて!4日後に行くから笑い泣き笑い泣き



笑い飛ばしてくれた(笑)




airbnbのホストにも連絡し、とりあえず一安心、、、。






そしたら一気に寂しさと悔しさと悲しさが襲ってきましたショボーン




一刻も早くキューバから出たかったし、
ジャマイカ楽しみにしていたし、お金がなくて不安で、なにより人が優しくない...
観光で成り立ってる部分があるのに、みんな全く親切じゃない....


あと4日間ひとりでいるなんて、、、と涙が出てくる😭






とりあえずホテルを出て、


街中は物価が高くて何も買えないから
初日に泊まってた宿付近まで40分くらいかけてフラフラ歩いていった。












途中、こんなところに?という場所にカフェがあって、入って一息つくことに。











注文して待っていると、男性の店員さんが




コンニチハー?
ニホンジン?


と話しかけてきたびっくりびっくり


本当にびっくりして、え?!日本人だよ!



と言ったら、


チョットマッテテ!


と言われ、コーヒーと椅子を持ってきて座る彼。笑




私が暗い顔でカフェ入ってきて、見た目日本人で彼もびっくりして話しかけて来たみたい。





カタコトの英語で


どうしたの?
こんなところに日本人珍しいね!


と言われ、、


今日あったことを一部始終説明。





そしたら隣にいたカナダ人のお姉さんが話しかけてくれて、


「それは災難だったね!
私も過去にヨーロッパに仕事で行った時に同じようなことがあったよ!
でも大丈夫!せっかく旅行来たんだから楽しんでよ!これも必要なハプニングだったんだよニヤリ
あなたが今ジャマイカに居たら、このカフェにも来てないし私達は出会うこともなかったよー!」


えーんえーん





そしたらそのキューバ人の彼も、身の上を私に話し始めて、




実は奥さんが日本人で、息子もいると。

奥さんが留学生でハバナに来ていて、出会ってすぐ恋に落ちて結婚したいと思ったんだけど、、、
母親は他界していて、父親からは日本人と結婚するなら絶縁すると言われ、もう何年も会っていない。

彼女とは反対を押し切り結婚し、息子もできて幸せだと思ってたんだけど、ある日奥さんが日本に突然帰ってしまい連絡も取れなくなって、息子にも会えなくなってしまった。

お金もないし、飛行機のチケットなんてとても買えないし、もう2人が今どこで何をしているかわからない。


もう、親も妻も子どももみんないない。


ここで1日働いて1000円の給料を貰って1人で生活してるんだ。


でもここに仲間もいて、家もあって、それだけでじゅうぶん幸せなんだ。



と、、、。


携帯の待ち受けが3歳くらいの男の子と彼の2ショットで、それを嬉しそうに見せてくれました。





彼の話を聞いていて号泣してしまった😭






予約してた飛行機に乗れず旅のプランが狂って、自分が来たくて来た国なのに日本と違う不便さに怒ってイライラして、

今日起きた出来事を
本当最悪だよ!って彼に話したことが
本気で恥ずかしくなっちゃって、申し訳なくて、なんかとにかくめっちゃ泣いた(笑)




彼はとても優しくて、


大丈夫大丈夫、泣かないで!
旅が思い通りにならなくても大丈夫、ここにいる間何かあったら相談して!



と、、、えーんえーんえーん






その後、安い乗り合いタクシーの乗り方を教えてくれたり、
安くて美味しいご飯屋さんに連れてってくれたり、本当に助けられたんです!


金銭的に余裕がないはずなのに、ご飯食べさせてくれたり、、。





キューバのひとは優しくない!
と思ってたのも本当愚かだったし、自分の知っているほんの小さなことで全てを決めつけて判断したのも反省したし、


彼に会ってからキューバの旅が楽しくなった!


単純で浅はかだけど、本当に景色が変わったんだえーんビックリマーク





友達がキューバに着くまで、次の日から一泊数百円のところに泊まることにしたんだけど、そのホストとのやり取りも彼がやってくれたり、お腹壊した私に薬局教えてくれたり



とにかく感謝しきれないくらいお世話になりました。







節約のため道端に売ってたグアバがご飯(笑)








無事、そのあと友達ともキューバで合流できて

冷静に残ってる現金数えたら帰りまで生き延びれる気がしなくて、急遽メキシコへの航空券をネットで買ってメキシコへ行ったとさ(笑)

次の日の便だったしネット不安定すぎてちゃんとチケット取れてるか本当不安だったけど、なんとか取れてたよ🤣


メキシコ行くまでは思いっきりハバナを楽しんだ!!















キューバで過ごした数日間はふと今でも思い出します。



決して裕福な国とは言えず、テレビがある家も少ない。
インターネットもないしご飯も美味しいとは言えない。


↑でもこれって、私が日本に生まれて旅行者としてキューバに行ったから思うことであって、

現地で生きる彼らにとってはそれが普通だし、自分たちが不幸だなんて思ってもいない。


政府から家を与えられ、毎月決まったお給料と食料を貰えるから、ホームレスはいなかった。


発展途上国は子どもまで働いている光景が当たり前だけど、キューバではそれも見られなかった。



みんなのんびりマイペースに、それぞれの生活をしていました。







なんか、今まで行った国でこんなところは無かったからとにかく不思議だった。


コンビニもチェーン店もなくて

ヨーロッパ調の建物の中を古いアメ車が走り抜ける


あの風景が忘れられません




何故か便器を持っている人もいたよ





(笑)





航空券は往復で取っていたため、

メキシコからまたハバナに戻って、最後の夜をのんびり過ごしました


















正直いろいろ辛くなったり、眠れない夜が続いたりしても


私はじゅうぶん恵まれていて幸せだから心配ない、大丈夫ビックリマーク



と思えるようになりました。



最近命を絶ってしまった俳優さんのことが毎日頭から離れなくて、、


生と死とは、とか考えてたら


なんかこの時の旅行をふと思い出して、記事にしてみました。







これ以上書くと陳腐なブログになってしまいそうだから、ここまでにしとこっと。






自分の旅行談を文字にするのは初めてだから、長々と分かりづらくて申し訳ありませんあせるあせる



最後までお付き合い頂きありがとうございました✨










助けてくれた彼、今もあのカフェで働いているのかな〜元気かな〜照れ