人間、年をとってくると耳が遠くなって聞き間違いや
聞き返すことが多くなってきます。
これを加齢性難聴といい、高齢者の難聴で最も多い難聴です。
老化が原因による難聴ですので治癒は難しいのですが
高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病も原因となっているため
これをコントロールすることで進行を遅らせることができます。
あと、大音量でテレビや音楽を聴いたり
ヘッドホンやイヤホンの使用をできるだけ避けることも重要です。
それでも加齢性難聴が進行してしまったら補聴器の使用をおすすめします。
最近の補聴器は
『目立たない』 『防水』 『耳鳴りを感じなくする』
『電話やテレビや映画などを明瞭な音声で聞くことができる』
などいろいろな機能をもった優秀なものが多く出てきています。
ただ補聴器は音質や出力を細かく調整しないと
よい聞こえにはつながりません。
また補聴器の音はマイクを通して入ってくるため
以前と同じように聞こえるわけではありません。
そこで 『自分の耳や脳のほうを補聴器に合わせよう』 と発想を
転換して補聴器の音に慣れることが重要です。
最近はオシャレな補聴器や目立たない補聴器などの機種も増えています。
補聴器を味方にすることで生活の質を高めましょう。
当院では補聴器外来を行っています。
詳しくはスタッフにお尋ねください。
院長
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いわくら耳鼻咽喉科
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