【今日の一枚】鯛のかぶと煮

 

本日は、著名人も御用達、西麻布にある隠れ家ダイニング「霞町三〇一ノ一」のご紹介です。

こちらは、酒料理研究家、フリーアナウンサーなど、いろんな分野でご活躍中の、渡辺ひと美さんのお店です。

 

 

場所は、乃木坂駅で下車し、青山公園沿いから2丁目方面へ徒歩4分ほど、交差点の路地に入ったところ。

少し分かりにくいかもしれませんが、灯りの看板を見つけましょう。

エレベーターで3Fへあがり、暗証番号を入力してお店の扉を開きます。

こういった隠れ家っぽい仕様は、わくわくしますね。

※暗証番号は事前にお店の方から聞いていましたが、入口の扉にも書いてありました。

 

 

店内に入ると、 カウンター席、テーブル席が見え、落ち着いた雰囲気ではありましたが、安心感といいますか、お一人様でも楽しめるような居心地の良さを感じました。

奥には個室があるようで8人は余裕で入る広さとのこと。

営業も遅くまでやっていますので、利用シーンとして幅広く使えそうですね。

 

さて、お料理は、基本、アラカルトでの提供となるようですが、予算に応じた( 6000円前後から)コースも相談にのってくれるそうです。

この日は、コース仕立て、オーナー自ら船に乗り、釣り上げた鯛を中心としたお料理を振舞っていただきました。

 

■八寸
内容は、胡瓜の器には黄身の味噌漬け、すだちの器には鶏天と香山椒、玉子焼、新生姜の甘酢漬、太刀魚の正油焼、鯛棒寿司。

黄身の味噌漬けは、雑誌「dancyu」でも紹介されたもので、濃くとまろやかさのある印象的なお味でした。

人気メニューの一つでもある玉子焼は甘みがあり、他の食材もしっかり味を楽しめる仕上がりでした。

 

 

お料理に合わせて、利酒師としても活躍中のオーナーオススメの日本酒「北雪」をいただいてみました。

普段、日本酒を飲むことはないけれど、口当たりがよく飲みやすかったです。

 

■刺: 釣りアジ
釣りアジを生姜正油でいただきます。

厚みがあり食べ応えあり。

 

■刺:すずきの薄造り
盛りが美しく、器も素敵。

身の締まった歯ごたえで、梅肉正油でいただくのですが、この梅肉がほんのりと甘さがあるものでとても美味しく印象的でした。

 

■温:鯛しゃぶ
テーブルの中央にセットされたしゃぶしゃぶ用の鍋は、中に炭を入れて上部の蓋を使って火加減を調整できるものだそうです。

こちらに笹葱を豪快に投入、スープと馴染んだころ、鯛をしゃぶしゃぶし絡めていただきます。

 

 

私の場合、さっと3回ほど、身が完全に煮え切らない程度が好みの仕上がりでした。

 

 

ここで一息、まるでソリティードックのようなレモンサワーをいただきました。

さわやかで今の季節にぴったりの一杯。

 

■煮:鯛のかぶと煮
煮つけ好きな私にはたまらない一品。
写真からは大きさが伝わりにくいのですが、20cm近くあったのではないかと思います。
これだけ大きなかぶと煮は初めて、味がしっかりと染みており、身もぷりっとしていて非常に美味しかったです。

つい無口で黙々とつついてしまいました(笑

 

■揚:とんかつ

魚尽くしからここでお肉料理の登場です。

宮崎の銘酒「百年の孤独」の酒粕を食べて育った豚を使用したとんかつ。
お肉の柔らかさもそうですが、油の甘味が強く、なかなかお目にかかれない極上の一品でした。

このとんかつだけ食べに来るお客様もいらっしゃるそうです。

 


■飯:鯛茶
こちらは土鍋で炊かれたお米、ふっくらと艶やかで美しい。

 

 

鯛をご飯に添えて、白胡麻と海苔を一つまみ。

 

 

最後にお出汁をかけて完成です。

シンプルながらも、これが驚くほど美味しかったです。

 

■飯:鯛飯

こちらも土鍋で炊かれており、蓋を開けた瞬間に広がる新生姜の香りと、びっしりと敷き詰められた鯛は贅沢極まりない。

味もしっかりと染みており、美味しくいただきました。

 

 

〆の椀、ほっと心も休まります。

 

 

食後にいただいたのは、初めて見た赤い色のアップルジュース。

もちろん天然の色で、ぎゅっと濃縮された深みのある味でした。

他にも、珍しいノンアルコールドリンクが用意されていて、お酒が苦手な方でも楽しめます。

 

西麻布という地もあり、少し敷居の高いイメージがありましたが、気がつけばそんなことも忘れて楽しく過ごせました。

美味しいお料理からサービスまで、心ゆくまで堪能できる素敵なお店に出会えた夜でした。

 

ご馳走様でした。

 

////////

最後までお読みいただきありがとうございました。

皆様の応援が更新の励みになります。

よろしければ↓クリック↓応援をお願い致します!

ブログランキング・にほんブログ村へ