歌舞伎役者
中村鷹之資さんの舞台
『第六回 翔之會』を拝見してきました
初世中村富十郎の生誕300年を記念した舞台で
鷹之資さんのお父様で人間国宝でもあられた
五世 富十郎さんの三回忌にあたる年から
始まった勉強会だそうです
ちょっとしたご縁があり
舞台を拝見出来ることになりました
私にとって、初の国立劇場
これまで歌舞伎座では
鷹之資さんの芝居や舞踊は幾度となく
拝見していますが
舞台での存在感と
通りが良い聞きやすい声
そして踊りには喜びが溢れていて
まだ大学生で若いのに
舞台人としての在り方を
理解し、体現していて
本当に素晴らしい役者さんだと
感じていました
鷹之資さんの妹、愛子さんとも
お話をしたことがありますが
聡明で利発で素敵なお嬢様でした
この二人が舞う舞台ということで
本当に楽しみに伺いました
愛子さんは
「京鹿子娘道成寺」を
鷹之資さんは
「石橋」「英執着獅子」を演じましたが
高校生と大学生の舞台とは思えぬ仕上がり
心から感動しました
愛子さんはお口をキリッと閉じたまま
後半になるにつれて
動きが大きくなる娘道成寺の踊りを
リズム感良く、美しく舞い
大きな拍手を浴びていました
鷹之資さんの舞台からはいつも
「歌舞伎で生きていく」という
大きな覚悟が見えて
正に全身全霊
観ているこちらの人生にも
重みを与えてくれるような役者さんで
これからも
応援していきたいと思っています
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