帰国の日
ホテルで朝食をいただきました
東京バレエ団のヨーロパ公演が懐かしい…ニコニコ
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唐突に、豆腐のお味噌汁があったのは謎でしたがあせる
しっかりといただいて
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チェックアウト!!
ありがとう、キリアド(ホテル)
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最終日は1人での行動でしたドクロ
慣れないことなので、かなりドキドキ(笑)
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この旅で出会ったものたちを思い出しながら
空を見上げてぼーっとする…最高でした!!
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「そうだ!ピカソ美術館が近かった!」と思い出し
徒歩50分(近くない汗)の散歩で到着
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自撮り、上手くなったと思わない?あせるあせるあせる
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帰りの便飛行機は21:00だったので、のんびり出来ました


約12時間ほどのフライトでしたが
私の機内持ち込みグッズはこれ
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膨らませて使うクッションと、暖かくなるアイマスク
アイディア帳と使い捨てスリッパとマスク

機内では、いつもあまり眠れないので
映画を観まくっています目


パリ・シャルル・ド・ゴール空港での夕日
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今年のIBCの活動をやり切った…という達成感を
何か形で感じようと企画した今回の旅

郁子さんのバイオリンを聴くという以外は
ほとんどノープラン

1人での行動が苦手なので、色々心配もあったけど
仲間がすごく気にかけてくれたし
そっとしておいてもくれたドキドキ
その優しさに、心からありがとうをコスモス


2月の『眠れる森の美女』
「ザ・バレエ」という大作に取り組むという勇気
舞台装置を作るという大仕事
一人ひとりのダンサーを育てるという責務


7月の『発表会』と『ガラ公演』同日開催
今回の発表会では、児童クラスの作品から全て(竜太くん作品以外)を創る!と決めていました。
『ガラ』では本格的なタンゴをご披露したいと、昨年から取り組んでいました。
市川透さんとの初めてのお仕事も、スリリングでした。


8月『ドン・キホーテ』再演
ガラから7週間という短い期間でしたが
再演だったので、ダンサーたちはものすごい勢いで振り付けを理解し
どんどん踊り込んでくれました合格
しかーし!舞台作りには苦労をかけさせられましたドンッ
舞台全体を取りまとめるべき人に、こんなにも時間も労力も割かれたことはありませんでした

舞台の成功とは
本番に何も起こらない…ことではないでしょう!?
と、声を大にして言いたい爆弾

でも今後のIBCの舞台は
本気のスタッフに支えてもらえる予定ですメラメラアップ


旅を振り返りながら…
熱く今年を振り返ってしまいましたが
私の中では、この夏から
来年の『30周年リサイタル』の構想も
リハーサルも、スタートしています音譜


目の前にあるゴールに到達する頃になると
次のゴールが見えてくる…
この繰り返しで、IBCも4年目に入りました

私の企画した舞台で踊ってくれるダンサー
一緒にダンサーたちを導いてくれる竜太くん
全てを支えてくれる、事務スタッフ
舞台創りを本気で楽しめる、舞台スタッフ
そして、楽しみに観に来てくださる、お客様がた。。。

みんながチームとなって何かが動いていく…
素晴らしいお仕事をさせていただけていること
本当にありがたいと…
全身で感じ、これからも頑張ろうと
気持ちを新たにしましたメラメラ



先日亡くなられた川島なお美さん。

彼女のお仕事には、ずっと興味があって
何年も前からブログを読んでいましたアメーバくん

直接は存じあげないので、文章からの印象だけど
信念がとても強くて、自分にも人にも素直だから
不器用な部分もあるのかな?と感じたり
誤解を生んでしまう時もあるのだろうな?と思うと
自分と重なったりして


そして、女性として
いつも美しくあろうとする姿…

人のために、自分はどうあるべきかを第一に考え
最期まで舞台女優として生きたお姿…

その生き方に、憧れる部分もあったので
このところ、お痩せになっていたのがとても気になっていました。


今年、私も大切な方を癌で失ったばかりだったので
同じような痩せ方に見えた時には
なお美さんの覚悟が見えたような気持ちさえしていました。

私も、今の主人との結婚を決意したのは
「この人なら、私の思うように死なせてくれる」と確信できたからでした。
病で死ぬことが分かった時に
一緒にじっくりと生き方を考えて
納得のいく最期を迎えさせてくれる人だな…
と思えたからなのでした。

40歳での再婚だったこともあって、やけに冷静だったかもしれませんがあせる


ブログを始めたころは
東京バレエ団のプリンシパルダンサーとして書いていて
個人的な考え方については、やや控えめにしてきました。

でも、プロダンサーとして30年。

これからも私は「井脇幸江」として生きていくし
主人もそれを望んでくれている。
だから、どこを切っても「井脇」だけど(^_^;)
バレリーナで、教師で、総監督で、女でもある私を
もう少し、出してみようかな…とも考え始めています。

私のブログを「楽しみに読んでいます」と言ってくださる
みなさまに…ドキドキ
もっと近づけるのなら…
勇気が要ることも、書いてみようかなと思っています。
それが、なお美さんが私に残してくれた勇気かな?って。


一度もお目にかかったこともないし、
すごいファン…という訳ではなかったけど
彼女から刺激をもらってきた身として
彼女の意志を受け継いでも良いのかな?って思うのです。
川島なお美さん…心から、ご冥福をお祈りしています。



私も、不特定多数の方に存在を知ってもらえている立場。
公演後、数日経って「もうあなたの踊りは観たくない」なんて
書いて送りつけられる事もある…しょぼん
でも、お客様だからといって何を言っても良いとは思っていないから、私は負けないよ。

いつまで踊るのか?
もう辞めるべきなのか?なんて、日々考えてる。

でも、続けている理由がある。
それは言葉で語るのではなく
ダンサーやスタッフたちと、良い舞台を作って
上演していくことで伝わるものだと思っています。

人には色んな考え方があるので
いつも全てが最高…とは行かないかも知れないけど
その中でも、私も強い信念を持って、
強靭な精神力を持って、これからも活動していきたいと思っています。


今年もあと3か月。
でも自分の命が、終わりになるのかは分からない。
そう、死ぬことは分かっている…。


今、幸せなことに…
「悔いのない人生を送らせてもらっている」と
周りのみんなには、心から感謝しています。

この環境を大切にして
少しでも長く維持しながら、更に発展していけるよう
私なりに考え、みんなと相談し、そして精一杯に、頑張ります。


この旅は、良いリセットになりました。


長くなりましたが
読んでくださりありがとうございました。
少しでも、共感していただけたら、嬉しいです。


これからも、どうぞよろしくお願いします。

井脇幸江