本日、3月31日をもちまして
26年間所属してきた東京バレエ団を退団いたします
長い間、たくさんの方々に励まされ、助けられ、教えていただきながら、団員として舞台に立ってきました
ファンの皆さま
東京バレエ団事務局
舞台スタッフ
先生、先輩方、友人、仲間たち
劇場にお越し下さいましたたくさんの方々
そして家族
本当に本当に
ありがとうございました
団員のみんなから
私の大好きな色の美しい花束と
飛び出す絵本のような寄せ書きをプレゼントしてもらいました
本当は、私から1人ひとりにカードを書いて渡すだけで、静かに去ることを望んでいたので、親しい後輩にも退団することは伝えていませんでした
バレエ団が出した今回の決定に従うことは、本意ではなかったからです
でも、レッスンが終わったバレエ団のスタジオで、みんなが優しく私に近づいて来てくれた時、一気に気持ちが柔らかくなり、涙が出てきました
とても、嬉しかった…
後輩たちは
「もっと幸江さんの踊りから色んな事を学びたかった」
「幸江さんの舞台に対する姿勢をもっと間近で見ていたかった」
などと伝えてくれました
言葉で伝えなくても、伝わるものもある
私もそう思っています
様々な思い出は、どれもこれも大切ですが、この思い出が何かの、誰かの役に立つ日が来ることを願っています
ダンサーとしては
これからはフリーとなって
舞台に立っていきます
これからも、井脇幸江は井脇幸江です
今後とも、どうぞよろしくお願い致します