バレエの舞台に立つ際のメイクでは、「目鼻立ちをはっきりとさせたい」


と思われると思います。


あまりしょっちゅうするメイク法ではないだけに、


なかなか慣れず、苦戦する方も多いのではないでしょうか?




ただラインを太くしたり、色見を強くしたりするのはイヤだなぁ・・・


とは思っていても、ついついラインは太く長く、アイシャドーは濃くなりがちですよね?




でも!舞台に上がる時はなるべくご自身でメイクされることをオススメします口紅






メイクをしてもらえる列に並んで先生の前に座り、


完成するまで自分の顔がどんな風に変化していくかわからないなんて、


舞台に立つ楽しみが半減してしまいますシラー


舞台に立つ人にとって、メイクしている時間もとても大切です。






バレリーナが教えるバレエのコツ~井脇幸江バレエスタジオ


これは私のメイク道具一式。




ベースは三善のフェースケーキの「ピンク」と「アンバーローズ」、


「白」の3色を役によってブレンドして使っています。


『ジゼル』のミルタ(幽霊)なら、ピンクをメインに白を混ぜて。


『ドン・キホーテ』メルセデス(スペイン娘)ならピンクとアンバーローズを半々くらい。


『春の祭典』の生贄なら、アンバーローズに白を少し


など。




ベースメイクには一番時間をかけます。


先ずは額からアゴにかけては暗めの「アンバーロース」で。


ほほやおでこなど、全体にピンク。


そして「白」で鼻筋や眉の下など、骨が高くなっている部分に。




これで、陰影はだいぶ付けられます。


特に"鼻立て"として鼻筋に茶系の陰を入れることはしません。


あれって、あまり効果がない上に、


「汚れ」に見えることもあるんですよ。




アゴのラインのシャドーも同様です。


「私は顔が大きいから」と、ほほの下から


茶系のシャドーを入れている方もいますが、


効果的に見える入れ方に、出会ったことは無いかな・・・。


それどころか、おヒゲに見えることさえありますガーン




私も何人もの方に舞台メイクをして差し上げていますが、


修正しようとせず、ご本人の目鼻立ちは生かすようにした方が、


違和感がなく、メイク「アップ」になると思います。




眉を左右対称にしようとか、


口紅も大きくかいたり、小さくかいたり、


目を大きく見せたいからと目から離れたところに


付けまつげを付けたりせず、


先ずは自分の顔を生かすように心がけて、


練習してみてください。




私もダンサーになりたての頃は、


何度も部屋でこっそり練習しました。




出来上がったら、様々な角度から写真を撮って見たり、


メイクが素敵な先輩に、勇気を出して「教えてください!」とお願いしたり、


あとはとにかく、実験。自己流でも自分で自分が「きれいになったアップ


と思えることが一番大事。


実験あるのみですにひひ




バレリーナが教えるバレエのコツ~井脇幸江バレエスタジオ



メイクの時間、ぜひ楽しんで下さいね音譜






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