2月23日、第301回奈良県議会が開かれ、来年度の「平成23年度奈良県一般会計」予算が議会に提案されました。3月1日からは、各政党会派の代表質問・一般質問が始まり、7日からは予算委員会が開かれ、予算の審査が行なわれます。
今回の県議会報告では、議会に提案されました来年度予算の要点と県政の課題をご報告申し上げます。
まず、国会に注目をいただきたいと思います。
提案された奈良県の来年度予算の内訳から言えば、
収入のうち、約1,013億円が県民の皆さんからいただく『県民税』です。全体予算4,577億円との差額の約3,564億円のうち、約2,400億円は国からの交付税や国庫支出金に頼っています。
簡単に言えば、国の予算と予算関連法案が国会で可決されなければ、奈良県は“来年度の運営ができない”ということになります。
あれっ、と思われた方もおられると思います。
不足分3,564億から、国からのお金2,400億円を引いても、あと1,160億円が足りません。
そのうち約735億円は「県債の発行」という借金で、あとは、繰入金と県有財産の使用料などです。
詳しくは、奈良県ホームページでご覧いただけます。疑問な点は、直接お尋ねください。
【奈良県 ホームページ】
http://www.pref.nara.jp
来年度23年度予算は、どのように使われるのか――。~提案された予算案の内容~
さて、この数字を皆さんは、どのように思われますか?まず、「こんな表を見ても分らない。まかしておくがな」という正直な感想もあることと思います。しかし、ひとたび「予算がないので増税する」という話になっても、そうでしょうか。県庁に何か要望に行って、「予算がない」と言われてもそうでしょうか。「予算がないので増税する」と言われても、はたして「まかしておく」と思われるでしょうか・・・。
皆さんは、どの予算の項目に関心を持たれますか?『産業振興費』や『雇用政策費』をご覧ください。どちらも1%程度です。
教育に多くの費用が使われていることをどのように感じられますか。
『公債費』は借金の返済費用です。健康と福祉と医療は全体の20%です。
さて、予算で荒井知事は、以下のことを実現しようと、
予算の提案にあたって、つぎの点について説明されました。 1.持続可能な財政運営を維持しつつ、直面する県政の諸課題に積極果敢に取り組みます。
2.昨年の『遷都1300年祭』には、予想を大きく上回る多くの方々に奈良に訪れていただきましたが、この賑わいを一過性のものとせず、奈良の活力につなげていくように各般の取り組みを進めます。行政運営のポイント1.分析力・県民アンケートや各種調査、指標から、県政の現状やニーズを的確に把握し、分析します。
2.構想力・県庁職員各々がオリジナルな知恵を出し、県勢の発展に向けて必要な政策や真に効果のある施策について、部局横断体制のもと検討します。
3.実現力・奈良県のため、地域のため、県庁自らが率先垂範して心を込めて行動します。
・市町村、企業・NPO、地域で活動されている方々との協働・連携をさらに深め、効果的に取り組みを進めます。
・施策の実現にあたっては、国に対して政策提言を行なうとともに、国の予算や
制度の積極的な活用を図ります。
これらの3つの力を高めるためにPDCAのマネジメントサイクルを着実に進めるとともに、県の考え方や取り組みを県民の皆様にわかりやすくタイムリーに発信します。
その上で、奈良県が重点的に取り組むべき課題の説明を受けました――経済活性化として・・・ くらしの向上へ・・・ ◆地域産業の支援 ◆健康づくりの推進
◆観光の振興 ◆医療の充実
◆県内消費の拡大 ◆福祉の充実
◆雇用対策の推進 ◆安全・安心の確保
◆農林業の振興 ◆景観・環境の保全、くらしやすいまちづくり
『いわき 明』が考える奈良県行政の重要課題とその指標①3年連続市町村財政
『ワースト1』②県外就労率
『全国1位』③若者の非正規雇用率37.4
『全国1位』④男性の帰宅時刻、全国で
『一番遅い』⑤特別養護老人ホーム、
5,200人が入所、『約6,000人が待機』⑥勤務医不足
臨床研修医マッチング率過去7年 和歌山+30% 『奈良-20%』⑦一般廃棄物のリサイクル率、
全国20%『奈良県15.9%』⑧奈良市の合計特殊出生率、
『全国ワースト3位』⑨人口千人あたりの県職員数の少なさ、
『全国4位』⑩外国人宿泊者、
平成5年30万人、『平成20年60万人』⑪刑法犯罪の認知件数、
過去7年間で、『-48.3%』⑫県内農産物直販所売上げ
37億『木材生産とほぼ同額』(柿生産額50億円)