【 2011年03月20日02:14 更新】
まずは、皆様からの沢山のコメント、お申し出、アドバイス、情報、その他全てのお力添えに関し、心から感謝致します。
現在オンオフ共に奔走中でお返事することが出来ませんが、全て有り難く拝見しております。
被災から一週間が経過し、疲労や気の緩みで体調を崩す方が増える時期とニュースで報道していました。それでなくともただでさえ体調を崩しやすい時期です。
被災地で踏ん張っている皆様。全国で、世界中で、被災地のために奔走して下さっている皆様。そして、この日記を見て下さっている皆様。大事な御身です。どうかご自愛下さいませ。
さて、前日記にも記述しましたが、現在、被災直後から書いている日記を全体公開用に編集中です。
しかしながら「情報は鮮度が命」という言葉がありますように、まずはリアルタイムな情報を皆様に知っていただき、現状のご理解と早急な国や行政の対応を求めることがより先決かと判断しましたので、暫くは直近情報の提供を優先させていただきます。
過去日記も上げられるよう編集は続けますが、何分携帯から更新しておりますため時間がかかってしまいます。申し訳御座いませんが、どうかご了承下さい。
それでは、本日19日の状況をご報告致します。
お陰様で、今日から僅かですが物資が届き始めたようです。
これも全て、被災地のために奔走して下さった皆様のお力添えのお陰です。本当に有り難う御座います。
朝から、恐らく報道と思われるヘリが上空を飛行しています。我が家から見える道路にも、トラックや荷物を積んだ車が走るようになってきました。外との繋がりが、市民の目に映るようになってきています。
また、被災後数日ぶりに市内の大型スーパーが、数店舗のみですが営業をしました。
その中の1店舗に母が行ったのですが、やはり食品売場は超長蛇の列で入場・購入制限つきだったそうです。併設の薬品売場も開いてはいましたが、午前の時点では品物は入荷されておらず、棚は空のままだったとのことです。僅かにある品物も、例えばティッシュは1家庭1箱、マスクは2袋までの制限だったそうです。
我が家は幸いにして常日頃からの備えがまだありますので、母は至急必要なもののうち、買えるものだけを買って帰ってきました。物資が届いたことは手放しで嬉しいことですが、我が家より切迫した事情のご家庭も多いだろうと思うと、余分な購入は出来ません。
誠に個人的な話ではありますが、この場をお借りしていわきの皆様にお願いです。
各家庭のご事情もあるかと思いますので決して強くは申し上げられませんし、そもそも私の杞憂かとは思いますが、皆様どうか、被災時に外地で起きたような買い占めなどなさいませぬよう、お願い申し上げます。
周りを思いやることの出来る浜っ子の心意気が、この被災時に力となって他の方の命の助けとなることを、切に願っております。
そして、報道側もこの非常事態にあって漸く、市内の物資情報を流すようになってきました。
本日いわき市長のコメント付きで正式に、明日から市内のスタンドにガソリンと灯油が入るという情報が報道されました。販売するスタンド等の詳細は、市がHPにまとめ公開しています。
これで漸く、いわきに命の炎が灯りました。
ガソリンがないとどこにも行けない、何も出来ないのがいわきの最大の弱点ですが、逆にこれがあれば市民は自ら積極的に動くことが出来ます。
夜を徹してガソリンを運んで下さったドライバーの皆様、それに関係する皆々様。ご尽力、本当に、本当に感謝致します。皆様のお陰で市民に希望の光が差しました。本当に、本当に有り難う御座います。
ただ、医療は依然として深刻です。
本日テレビで流れた医療情報で私が確認出来たのは
●共立病院(市内最大級の医療拠点病院)→重篤患者のみ
●常磐病院(中規模の地域病院)→救急のみ
というものでした。
これが何を示しているか…つまり、市内はどこも医療品が底を尽き、平時の病院の機能は既に失われているということです。
もう一つの市内最大級の拠点病院である労災病院は、行ってきた方のお話によると、通院者のみ診療を行っているそうです。が、医師側がどうなっているのか不明なので、予約済みでも受診前に確認の電話が必要とのことでした。また、診察はするが、どこの薬局も薬がなく閉まっているので薬はもらえない、とのことです。
ガス・水道のライフラインも依然止まったままです。
昨日、職員の方が状態を調査しに来られた時に伺ったのですが、ライフラインは、どこも直しては洩れ直しては洩れの状態で、まずは末端まで確認しないと復旧の目処は立たないとのお話でした。
私などはまだ良いですが、我が家をはじめ周辺地区には高齢者や病人が多く、震災から一週間を過ぎても水洗トイレを流せない、入浴さえ出来ないという環境に、衛生面に不安を感じています。ご自宅から出られないような方にとって、水とガスの問題は深刻です。一刻も早いライフラインの復旧が急務です。
以上を踏まえ私が思いますのは、今後いわきで必要になるものは、この、脱出先の見えない被災生活を乗り切るための食料、水、薬、そして、届いた物資を素早く捌き届けることの出来る若い力です。
前回の拡散日記にも記載しましたが、若者や動ける人はまだ、自力で物資を取りにいくことが出来ます。
しかし、自宅を出られない、体力のない高齢者や病人にはそれが出来ません。私の地区でも、そういった弱い立場にある方は被災の混乱の中で周囲から取り残され、孤立していました。
私の考えすぎかもしれませんが、最悪の場合、もしかするとまだ誰の救助の手も回っていない地区があって、その中で孤立した高齢者や病人が衰弱しているかもしれません。
地区の殆どが高齢者の地域もあり心配ですが、私も自分の地区を守るので精一杯で、今ここを離れる訳にはいきません。
少し離れた場所に一人暮らしの祖父がおり電話で連絡はとっておりますが、やはり高齢なために食生活や健康面など心配です。様子を見に行きたくても、見に行けないのが現状です。
本当に、物資も人手も医療品も、まだまだ末端の手の届く範囲には至らず、絶対的に不足しています。
おそらく今物資が優先的に回されているのは、避難所や、市街地などの人の集まる場所です。そしてそういった場所には、高齢者や病人は行けません。
地区の名前も地元民しか知らないような、そんな末端地域にこそ、今一刻も早い全力支援が必要です。地元、外部、全ての若い力が一致団結して動かなければ、この混乱の中で消えてしまう命が必ず出てしまいます。考えたくはありませんが、報道にのらないだけで、そういうことが今この瞬間にも既に起こっているかもしれないのです。
どの命も、全て、平等に、大切な命です。豊かな筈のこの現代に於いて、切り捨てられようとしている命があっていいのでしょうか。
引き続き逼迫した状況です。物資を、現地での労働力を、現地に入る許可が出なければ早急に市側で受入れ体勢を整えながら順次人を送り込む流れを作るよう要請する声を、どんどん、たくさん、発信していかなければなりません。
「現地に行きたいけど止められて行けません」「物資を届けに向かっています」「何か出来ることはありませんか」等々々の皆様のお言葉、本当に有り難く、心強いです。本当に有り難う御座います。
前代未聞の危機的状況下です。ご迷惑を承知の上で、どうかそのお言葉にすがらせて下さい。
宜しければ今少し、現地からのこの声を、引き続き一人でも多くの方へ発信・拡散することにご協力をお願いします。
そして、特にこのmixiを利用しているような若年層に、一致団結の呼びかけを共にしていただけますよう、伏してお願い申し上げます。
おそらく今こそ、日本の若い力が試される時です。
これは私個人の意見ではありますが、はっきり申しまして、この非常事態にも関わらず上からの指示を待って動かず、被災地の窮状を、発せられている悲痛な叫びを、現地に拾いに来ようともしなかった国や行政のトップダウン式の体制は、全くアテに出来ません。
規模の大きい情報ばかりに目が行き、全被災地の窮状を取材し全被災民の声になろうとしなかった報道も、信用してはおりません。
今、私達が動かなければ全てが後手後手に回り、恐らく気付いた時には、全てが手遅れになってしまいます。私達が、若い力と知恵、何より世界中に繋がっているネットワークというこの無限の力を使って、一つでも多くの声を、命を守りましょう。否、私は、守りたいのです。地元を、同様の危機に晒されている地域を、これ以上失われなくて済む命を守るために、どうか、どうか一人でも多くの方のご協力をお願いします。
本日22:29にNHKで、いわきの窮状を伝えるニュースが取り上げられました。
スタジオには主にいわき市民から寄せられたと思われるFAXが沢山貼られ、市内の助けを求める声、海外からいわきを助けて欲しいと届けられた声、様々な実情を訴えるFAXが読まれました。中には「もう限界だ」と魂の叫びを訴えるものもありました。
そして、特別老人ホームに今は寝泊まりしながら働いているという女性が、生電話放送で地域の声を代表してくれました。
「避難区域に全く入っていないのに物資が届かない」
「新聞も止まっている」
「周辺は避難してしまっているが入居者の命を守らなければならず、そのために残ってくれたスタッフの命も守らなければならない」
「守る命があるのにどう守っていいか皆目検討がつかない」
「物資を安心して届けてもらうためにも正しい情報が欲しい」
「情報の公開、報道が遅い」
「正しく早い情報がないと、毎日目に見えない放射能に怯えなければならず水も汲みに行けない」
正にこの通りなのです。もはやいわき市をはじめとする原発周辺地域では、原発放射能云々以前に、命を維持する最低ラインを守ることさえ難しくなってきています。
毎日毎日続く余震に怯えているのに、更に過剰に煽られたマスコミの放射能情報のせいで想像外の二次被害に遭い、何の問題もなかったはずの命さえ危うい人がいるのです。レントゲン1度かそこらの放射能でも浴びたくはないと、そのために物資を届けずに人の命を危機に晒している人間が存在する現実が、そして何より、それを黙殺している国や行政があるのが、今の陸の孤島で起こっていることです。
今私達に出来ることは、こうして声を上げることだけかもしれません。でも、この声がなければ、助かる命も助からなくなってしまいます。
声を上げ続ける、そして無視出来ないくらいに拡大する、それが風評被害を受けている全被災地にとって、一番大きく強力な助けになると思います。
どうか、どうかお力をお貸し下さい。沢山の命が今も危機に晒されています。どうか、この混乱が一日も早く収まりますよう、温かい食事を普通に食べられる毎日を取り戻せますよう、ご助力のほど、宜しくお願い致します。
以下に、マイミク様が集めて下さった、風評被害に晒されているという被災地の地名を掲載させていただきます。
これだけの命がかかっています。どうか、どうかこれ以上、失わずに済む命を失わないために、震災を生き延びた命を守るために、今暫くお力を貸して下さい。伏して、伏してお願い申し上げます。
【マスコミからスルーされている被災地まとめ】
・千葉県旭市
・千葉県山武市
・千葉県浦安市
・茨城県鹿嶋市
・茨城県潮来市
・茨城県鉾田市
・茨城県大洗町
・茨城県ひたちなか市
・茨城県日立市
・茨城県高萩市
・茨城県北茨城市
・福島県いわき市
・福島県新地町
・宮城県山元町
・宮城県亘理町
頑張っぺ、いわき!頑張っぺ、浜っ子!俺らは、生きてる!!