5月29日  どうか、すべての親と子が幸せでありますように | 岩上安身 オフィシャルブログ powered by Ameba

5月29日  どうか、すべての親と子が幸せでありますように

挙式、披露宴、二次会を終えて、出席者の皆様を見送って、ただいま帰宅。
娘との約束を守り、つぶやきませんでした。
Ustもなし。
期待していた方、すみません。
あいにくの空模様でしたが、神前での挙式の時だけ雨がやみました。


嫁ぐ娘を見送った夜、一人過ごす父親って。。。
どうしたらいいものか。。。
挙式の親族紹介の際に、何度もとちりました。
頭が真っ白になりました。
こんな経験は一度もありません。


今日の司会、「とくダネ!」で10年間ご一緒した佐々木恭子さんにお願いしたのですが、佐々木さんにその話をしたら、「岩上さんが、本当に? 信じられない」と。
自分でも信じられません。
でも、披露宴そのものは、その佐々木さんの素晴らしい司会もあって、とても素敵な会になったと思います。
感謝。


子供が生まれて、成長して、こうして旅立ってゆく。
その間に経験する感情の、大きいこと、深いこと、豊かなこと。
子供はただ生まれて存在してくれただけで、もう充分に恩返しをしています。
照れくさくてほとんどの親は口に出さないが、その気持ちを代弁して言う。
親は子供に感謝しているのだと。


昨日の夜は、半ばグレていたので、「明日は、朝から酒を飲んでやる」などとつぶやいてましたが、花嫁姿を見て、「父親への手紙」を聞かせてもらって、落ち着いたような。
僕は親に感謝の言葉を十分に伝えられなかった。
今も悔いが残る。
感謝は生きているうちに、言葉にすべきだと、つくづく思います。


誰もが親になるわけではないが、誰もが親から生まれている。
親にうとまれていると思っている人は少なからずいるけれど(僕もまた、かつてはそうでした)、たった一言で氷解したりする(父は亡くなる直前に「ありがとう、ごめんね」と言ってくれた)。
そんな際まで引っ張らずに、もっと早く言えたなら。


もうひとつは、二次会に出て、婿殿の友人たちが作ったビデオの中で、口下手な彼が娘への気持ちを訥々と披露していたこと。
娘のことをすごく好きなんだな、という朴訥な気持ちが伝わってきたら、急に僕の中の「面白くない」という気持ちが失せていった。
まあいいか、と。


まあ、はたから見ていたら、相当に滑稽な「花嫁の父」ではありました(苦笑)。
自分でもいささか自覚はあります。
どうぞ、お許しを。
どうか、すべての親と子が幸せでありますように。
人生の最初と最期は世話にならなければならないのが人間。
ならばそこに感謝と慈しみがありますように