京都
久しぶりの京都。冬は底冷えがすると、よく言われるけど、今日はそうでもない。
海老名で昼を食べ、浜名湖で休憩を取り、岡崎で給油、米原で豪華な日没を見て、日が暮れたあとに、京都いり。
知人への手土産を買うために伊勢丹に行き、ついでにさくっと夕食をとろうと思い、11階のレストラン階へ。ふらっと入ったのが、和食屋の雨月茶屋。注文したメニューの名前が醍醐。
はて、どこかで聞いたような……と思いつつ、箸袋を見ると、総本山・醍醐寺の名前が。
やはりそうだ、三年前の春に、桜を見に行った醍醐寺の境内の茶屋だ。
豊臣秀吉の「醍醐の花見」で名高い、醍醐寺の桜と庭園は、とても美しい。表書院の庭園の縁側で、春の陽だまりにぬくもりながら、ひとときなごんだことを思い出した。
と同時に……。
お礼参りに行くのを忘れていたことを思い出した。
真言宗の本山の一つであるこの醍醐寺に、お参りをしたのだった。そのお礼参りを忘れていた。いかん、いかん。
祈願のお札を、三年の間、祈っていただけるという、お札だった。
今年の春で、ちょうど三年目になる。
もう一度、春に京都に足を運ぼう。また、醍醐の桜を見に行けるし。
ありがたし。