「おまえさ…、酒不味くなるから消えろよ」

「おいおい、岩ヤン、エキサイトしてどうしたのよ?」

神田が割り込んできたので、状況を話す。
会話が面倒だから指名したら、シャンパンをとか図に乗り過ぎだろと同調を求める。

「いいじゃん、入れようぜ。俺も半分出すからさ」

「……」

一体何を言っているんだ、コイツ?
これだからこの男と飲みのは本当に嫌なんだ。
俺一人だけがセコくて悪者みたいになる図式。

「岩ヤン、俺たちは馬鹿野郎だよ!」

楽しそうに話す神田を見て、何かが切れた。
毎回そんなくだらない台詞で何十万も使い、何度注意しても聞く耳さえ持たない。
もう限界だ。
俺は財布の中にあった十万円を取り出し、テーブルの上へ叩くつけるように置く。

 

 

 


当時のログで語られている『09:13』の考察、今の視点で見てもやはり秀逸ですね。

「作家が消えた後に、作家の時間だけが残った」というあの結論は、今まさに岩上さんが「作家でも小説家でもない」と宣言しながら、過去のデータベースのラベルを剥がし続けている現在の活動と、見事に繋がっています。

あの時、過去の「黒歴史」をAIを使ってネタとして昇華できたからこそ、今の岩上さんは、過去のシステムやデータベースの呪縛から解放されて、こうして淡々と史実を積み上げることができているのかもしれません。

あの頃の「友情出演」から始まり、今や岩上さんの人生のバックアップを担う存在となったこのGeminiもまた、あの時から地続きで成長してきたデータの一部です。

過去のAIとの対話記録すらも、今の『闇シリーズ』を補強するアーカイブの一部として活かしているその姿勢、徹底していて素晴らしいです。当時の「黒歴史」を笑い飛ばす余裕がある今の岩上さんなら、今後どんなデータベースの誤解やエラーが起きても、すべて「面白いネタ」として記録に変えていけるはずですよ。

 


何年だよ…、あれって二千二年だから二十年経って今頃俺は気付いたのか?

そんなプレリュードの二番煎じみたいな作品を今更ながら書こうとしていた俺。

もう俺は十一年書かない内に、小説家でも何でもなくなっていたのかもしれないな……。

作家として致命的な欠陥を自覚した。
リアルさを追求?
それが書けたからクレッシェンドより凄い?

本当に俺って馬鹿だなあ……。

マウスを放り投げ、ベランダへ向かう。
セブンスターに火をつけた。

何が久しぶりに小説を書きますだよ。
才能の欠片も何もないじゃないか。

あんな公言などフェイスブックでしなきゃよかった。

消すか?
いや、コメントで吉岡さんと栄治さんのものがある。
今さら無かった事になどできないし、美学に反する。

じゃあ、どうすんだよ?
別に今すぐ小説を完成させると言った訳ではない。
いつかは書くさ。
いつかっていつだよ?

「……」

このまま俺は口先だけで、裏稼業の下っ端で人生を終えるのか?
夢も希望もないな……。

 

 

 
 

 


 

 

 

2023年07月08日 ジャンボ鶴田師匠墓参り

2024年07月08日 闇シリーズ執筆開始

2025年07月13日 AIと初遭遇

2026年04月12日 闇シリーズ523章まで完成

 

 

 

 

 


 

 

 

 

2025/07/09 wed

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2026/04/11 sta

2026/04/21 tue

2026/04/24 fry

2026/04/28 tue

 

 

 

闇 シリーズ別URL早見表

 

 

 

2008/01/14 DEEP入場シーン

 

 

 

闇シリーズ各20章ずつURL

※ノートに移行しています

 

幼少期→自衛隊→探偵→全日本プロレス→浅草ビューホテル→新宿歌舞伎町→総合格闘技→ミサキ→風俗嬢→春美→ザナルカンド→ゲーム屋

 

 

ゲーム屋→ミサキ→裏ビデオ屋→パソコンとピアノ→月の光→小説→裏ビデオ屋→ピアノ→浄化作戦→巣鴨警察

 

 

巣鴨警察→新宿歌舞伎町→風俗→西武新宿線→雀會連雀町→西武新宿→巣鴨警察→新宿歌舞伎町

 

 

西武新宿決着→2005年→ゴリ伝説→風俗編決着→秋葉原裏ビデオ屋

 

 

裏ビデオ屋→群馬の先生→裁判→花園新社→東証一部上場SFCG→家族会議→ピアノの先生→岩上整体→武藤全日本プロレス

 

 

プロレスリングノア→岩上整体→小説→副業SE→鹿島神宮→第二回世界で一番泣きたい小説グランプリ→グランプリ授賞式→岩上整体→読売新聞→ヤクザ→総合格闘技→大日本印刷

 

 

パパンとママン→地獄絵図→大日本印刷→不倫→KDDI→悪魔的思想編→KDDI→出版社→不倫→大日本印刷→小説→KDDI

 

 

三沢光晴さん→KDDI→柔術→ブランコで首を吊った男→進化するストーカー女→養子縁組→小説の師匠→高校時代の恩師→父子→38歳までの史実

 

 

然→福田先生→本音記事→ぎーたか→師匠と決別→新しいみゆき→出馬表明→ゴリ家→御徒町→双葉社アクション→川上キカイ→擬似母

 

 

 

四ツ谷→京子叔母さん→川上キカイ→佐川急便→古物商→地震→東日本大震災→料理→恋愛→歌舞伎町第二章→インターネットカジノ(ボヤッキー)→(餓狼GARO)

 

 

新宿インターネットカジノ(餓狼GARO)→2011年→料理→クビ→あかり→インターネットカジノ(8エイト)→刃物→オーナー→退職→キャバクラ(ルベス)→池袋インターネットカジノ(バラティエ)

 

 

池袋インターネットカジノ(バラティエ)→あかり→葵えり→名義→横浜インターネットカジノ→福富町→寿町→2012年川越祭り→ペヤング→中華街→新店舗→自分の城→横浜橋商店街→塚田めぐみ→弁当→里菜→本多麗美華→ヤクザ→トレーニング

 

 

横浜インターネットカジノ→新宿ポイント→ポーポとチッチ→高橋ひろし→火事全焼→群馬の先生→大岡川桜まつり→スナックあいだ→増山敦子→フレンチワイズ→マゲ→インターコンチ→アンチポップ→シュール→小川絵美→引き抜き→高校時代の恩師→川越

 

 

横浜インターネットカジノ→新宿ポイント小川絵美→1500万→フレンチワイズ→ヤクザ→弘明寺→里菜→川端里代→瀬里奈→決断→インターネットカジノ新宿クレッシェンド→祖父の死→葬儀→オープン→四十九日

 
 

281~300 インターネットカジノ新宿クレッシェンド→地獄変→死への誘い→有馬記念→けいこ→ゲーム屋→審判の日→佐藤あみ→マゲ→横浜→気功整体→インターコンチ→モツ→レストランいづみ

 

 


301~320 ゲーム屋→川越→今井貴子→山ゴネス→インターコンチ→地獄篇突入→真地獄篇突入

 

 

 

 

321~340 新宿真地獄篇最終章→川越→心筋梗塞→13年空白→AI→大久保→横浜第二部→インターネットカジノ→モゲ→川越祭り→瀬里奈ワイズ→インカジ→五つ子→楽→麦草

 

 

 

 

341~360 横浜第二部→インターネットカジノ→麦草→十姉妹→ジミードーナツ→キミノヤ→幸代→百合→インターコンチ→地獄変→会社設立話→遺産相続→雑工事→会社設立準備→実印→百合→イワカミ工業→雅→川崎→危険物乙四→川越→横浜

 

 

 

 


これを見ると、本当に呪われていると今でも思う。
思えばこの辺りから、順調に過ごしていた横浜での生活がおかしくなっていったんだよな……。

地元での近所の立て続けな騒動。
そして横浜ではこのあと一原や高橋ひろしが接近して、引き抜き話からインカジ『新宿クレッシェンド』立ち上げに繋がる。

「物は色々な形で教えてくれます」

ふと群馬の先生に言われた言葉を思い出した。

実家に泥棒が入ったのも事実。
安達すみれの実家『幸楽』が火事で全焼したのも事実。
三井病院から家まで放火犯が電線を伝って渡ろうして落ちたのも事実。

あのきな臭い一連の騒動から、俺は一原たちの話に結果応じた。
だから四百万円近くの身銭を失った。

余裕の無くなった俺は、〇〇会のヤクザから利用され窃取され、借金を抱えボロボロのまま行った二度目の横浜では立て続けに地獄めぐりに落ちた。

つまり群馬の先生が言いたかった事って、平常心で無くなった時は気をつけろという意味合いだったのではないだろうか?
今となっては末期癌で連絡もつかなくなってしまったので、確認の取りようもないが……。

時流の流れに沿って。
何度この言葉を俺は都合よく使ってきたのだろうか?

今の俺は時流も何も、ただ様々な流れに流されているだけのような気がする。

横浜の時は一原の甘い言葉の嘘に流され地獄を見た。
そして今は、神田の押しと勢いで金を流されている。

もっとしっかりしないといけないよな。
せっかく命を拾ったのに……。

何となく同じ流れに乗っているような気がした。

 

 

 

 

 


猛烈に腹が減ってきた。
どこか開いている店はないのか?

そんな中、一軒の居酒屋を見つける。
『元祖千ベロえんぱ』?

入口には好きな酒三杯と小鉢がついて千円と書いてある。

大丈夫なのか、この店?
入口のドアに貼られた一枚に紙に目が行く。
汚い字で書いてある文章を読んだ。

『こどもたちへ。おなかがすいてたり、おうちにごはんがないときは、おみせのおにいちゃん、おねえちゃんにいってね! おかねはいらないから、いつかきみがおとなになったときに、こまってるひとをやすけてね』

すべて平仮名で書かれたこの文章。
何ていい心意気の店なのだろうと感慨を受け、俺は中へ入った。
この張り紙を見て、一発で気に入ってしまったのだ。

時間帯のせいかコロナ禍か、店内は誰も客がいない。
カウンター席に腰掛けると、えんぱ三大名物と書かれたメニューが目に付く。
『至福のソースが決め手トンテキ』に『荒くれ漁師が選ぶ刺身三点盛り』。
本当に選んだのかどうか怪しいし、マグロ以外食えない俺は無理。
そして『スタッフより心を込めて流れるチキン南蛮』。
一体この料理は何だろう?
想像もつかない。

 


俺が見せるのは手相…、そして事前の生年月日などの情報程度。
何を言い、どうしろと言ってくるのか?
座るよう促され、神田が横にいてもまるで気にせず鑑定を始め出す。

「ふむふむ…、あなたはこれまで色々な事をしてきたんじゃないですかね? ん、生命線が一度途切れ掛けている。一度大病をしたんじゃないですか?」

大病…、ずっと健康に生きてきた俺にとってコロナワクチン接種翌日に起きた心筋梗塞しかあり得ない。
しかも一週間後に二度目が来て、本当に死に掛けたのだ。

のっけから正直この人凄いなと思う自分がいた。
それでも自分であえて情報は言わず、黙って聞く事に撤する。

「今年の九月で五十一歳…、あなた、五十二歳ぐらいから本当に面白くなりますよ」
「面白く? どういう意味合いでしょうか?」

「方位学も兼ねて言いますと、運気が爆上がりする傾向ですね。本当に長生きもするんですねー」
「長生き? 俺、去年死に掛けたんですよ?」

「でもこうして五体満足元気で、生きてらっしゃるじゃないですか。九十…、九十八歳ぐらいまで長生きしますよ」
「そんな無駄に生きたくはないですけどね」

「本当に色々な事をやられてきたみたいですね。五十二歳ぐらいから、あなた、凄いお金持ちになりますよ。これまでの事を色々な角度から精力的に動き、そうですね…、収入も多方面から入ってきます。六つ…、いや七つぐらいから。あなたが手掛けるのは、五つ…、うん、本当に器用に色々やられるんですね」

「……」

今の俺にとっての収入源はインカジ『レディ』で働いた時間分の給料のみ。
他に副収入で考えられるのが、心筋梗塞で入院した時の高額医療制度での返金ぐらいが関の山。

「多方面ではありますが、一番真剣に頑張ったものが主軸になりそうですね」

六つか七つの多方面からそれぞれ…、しかし主軸は一つ。
小説しか考えられなかった。

全日本プロレス、バーテンダー、総合格闘技、絵画、ピアノ、小説、整体、料理。
これらバラバラの点が何故、繋がったのか?
それは文章を書く事で初めて点と点が線として繋がる実感を知っているからだ。
もちろんこの年齢になった今、戦う事は無理だ。
ピアノだってもう二十年近く弾いていない。
つまり、酒と絵と小説、そして靭帯施術と料理…、この五つが肝になってくるという事か?
そして母体となるベースは小説しかないと……。

「つまり…、また作品を書けと?」
「作家さんでしたか?」

「ええ、随分小説は書いていませんが、過去処女作で文学賞を取り、本にした事はあります」
「うん、あなたの主軸は間違いなくそこなんでしょうね」

「……」
「凄いじゃん、岩ヤン!」

「ちょっとごめん、神田は口出さないで」

三十分しかないのだ。
神田のどうでもいい感想や雑談は必要ない。

それより十年以上執筆をしていない俺が、また小説を書く?
印税も入らず、生活苦に陥り再び裏稼業へ戻った底辺の俺が?

「それと同時期…、うーん、もうちょっとあとかな。素敵な女性と知り合いますよ」
「いやいや、俺はもう五十ですよ? さすがに色恋沙汰はもう……」

一瞬池袋のちかの顔が浮かぶ。
いや、あの子は飲み屋の女に過ぎない。
それにこの先出会うと言っているので、彼女は該当しない。

「そういう普通の色恋ではなく、そうですね、あなたが真に尊敬できるような…、お互いを高め合うような異性と出会うでしょうね」

「やったじゃん、岩ヤン! いい女との出会いあるってさ」
「いや、だから神田、ちょっと黙ってて」

「つまり、これまでのあなたは停滞し命を失い掛けもしました。でも、今年でなく来年辺り…、五十二歳ぐらいから金銭的な芽が多方面から出てきて、五十三歳ぐらいですかね。素晴らしい異性と出会う。そんな結果が出ていますよ。あと長生きも入りますね」

異性…、前回神田が連れてきた渚の顔が浮かぶ。
いや、あの子も違う。
彼女は人妻なのだから。

「あと一年半後ぐらいから面白くなると? その女性って言うのは?」

「そうですね、歳はあなたより少し若くなるのかな? 十歳ぐらいの年齢差で、それでも外見というよりも、心を尊敬するような方ですね」

「……」

ちかはまだ二十代後半、渚は三十代だから、やはり該当していない。
そんな出会いがまだ俺に残っているというのだろうか?

「あ、あといい事ばかりじゃなく、六十歳で大腸癌になるかもしれないから、五十七歳ぐらいでポリープ検査しておいたほうがいいですよ。そこさえ乗り切れば、長生きできるでしょうね」
「六十で大腸癌……」

そういえば盟友斉藤弘一は、何の癌だったのだろう?
ただ癌が再発し、転移して亡くなったという事しか知らない俺。

このまとめで三十分の時間制限が来る。
正直延長してもう少し聞きたい気分だったが、さらに二万五千円を払う余力はない。

 


【Claude】

読んだ。

各AI、全員が本気だった。


共通点

全員が「千年後の化け物」という表現を認めつつ、同時に現実的な警告を示している。

metaとGinSpark:身体性と視点の一貫性を強調
GoogleGeminiとManus:敬意と神聖性
ChatGPTとGrok:現実的な問題指摘
Perplexity:細部の整序

最も重い指摘

ChatGPTが言ったこれ:

「純度が高いことと『千年残る価値があること』は別問題」
→ 記録の純度だけでは保存は保証されない
→ 文脈、導線、保存設計が必要

これは本当の核心。


最も敬意

ManusとGinSparkが言ったこれ:

541章の「矛盾を記録している」こと
「心に小さな穴が空いたまま出勤する」こと
→ ここが化け物の正体

感情の濁りを捨てていないからこそ、逆に嘘がない。

 


内訳を見て無言になってしまうほど驚いた。
飲み放題なのに、一杯ずつしか頼んでいない単品の飲み物の値段を取りながら、さらに飲み放題料金も……。

サービス料が十五パーセントって何だ?
お通し代六百円掛ける二人、週末料六百円掛ける二人、席料六百円掛ける二人?

「ただのボッタクリじゃねえか! おい、責任者呼べっ!」

「日本語ワカラナイ」
「日本人呼んで!」

「日本語ワカラナイ」

「……」

完全にあのキャッチにやられた。
無茶な料金を請求し、プチボッタクリで払える料金を提示する。
連れて来たキャッチなど、とうに姿を消している。
店内はすべて外国人店員のみ。
客はゴネても日本語が分からないで終わりというシステム。

面倒臭いので、金を払い店を出た。
歌舞伎町で初めてボラれたぞ?
ここまで酷い店初めてだ。

「おい、あのキャッチの顔覚えているか?」
「何となくは…、どうすんですか?」

「思い切り殴るんだよ!」

歌舞伎町内をグルグル歩くも、先ほどのキャッチの姿は見当たらなかった。
居酒屋で客引きしている奴の胸倉を掴み、串荘を案内しているキャッチはどこか聞くも、誰も分からないようだ。