先月初めに、指の経過観察で病院行って、あーだこーだやったあとに指トレ始めて、約1ヶ月が経過したので、その備忘録を残そうと思う


(最近岩に全く行ってなくて、ブログに書き残すほどのネタがなかったことは一旦置いといて、、、)


1.トレーニングメニューが割と確立された

2.最近やっと、やってないと違和感を感じるようになった

3.長期間残る課題がなくて実感が得られない


の3点





1.トレーニングメニューが割と確立された


基本はBeast Makingに従って組んでいるので、詳しく知りたい方は購入をオススメする

また、これから紹介するのは僕個人に当てはめたパターンなので、万人受けではないことを理解願いたい


【トレーニングメニュー】

①ストレッチ

肩周りから背中にかけてをメインに行う


②アップのアップ

(足着きで)ガバ→4本ガバスロット→3本ガバスロット→2本ガバスロット…の順で指の本数や掛かる厚みを変えながら、指を起こす


③アップ

軽くレストして、チョークアップしたら、②を足なしでやる


④本日の調子を確認してから、いざメインへ

・指の状態をしっかりと確認する

・⑤は負荷自体は大きくないが、通すと効果を得られるタイプなので、必ずやること

・違和感を感じる時は⑦,⑧はやらない、怪我を避けるのもトレーニング

・逆に調子が良くても全部やらない


⑤リピーター(以下、Re) ハングレスト比7:3

(例)Re4×2→4本ハングで2セット

・BM1000下、Re4×2 (レップ間3分)

・BM2000下、Re4×3 (レップ間3分)

・BM2000下、Re3×3 (レップ間3分)


⑥腱ハング  (ハング毎に5分レスト)

・BM2000下、4本、30〜45秒、3セット

・BM2000下、3本、30〜45秒、2セット


⑦ショートマックスハング (ハング毎に3分レスト)

・BM10mm、4本、〜12秒、〜5セット


⑧ロングマックスハング (ハング毎に4分レスト)

・BM10mm、4本、〜20秒、〜5セット


⑨ルスタン懸垂

ルスタンのスローパーで懸垂、5回×3セット

レストは適当、出来そうなら連続してやる


⑩あとは、その日に思いついたトレーニングを足していく感じ





2.最近やっと、やってないと違和感を感じるようになった


上記のトレーニングメニューを2日に1回のペースで続けた

本来筋肉の再生を待ってから行うのであれば48〜72時間空けた方がいいとされる記事を読んだが、逆にこんな言葉も聞いた


「腱は予定外のことを嫌う」


これに従えば、一定のペースを保てば大丈夫ということではないだろうか

もちろん、継続することが指トレにおける最大の難関であることを経験上理解しているので、週1回でも効果はあるのだろうが、とりあえず出来るギリギリのペースを1回試してみることにした結果、この


「2日に1回、登り始める前に“全力”で取り組む」


になった





3.長期間残る課題がない

これは、トレーニングの進捗は日々分かるレベルの差では無いためある程度の期間同じ課題があることで比較出来るものだと思っていることに起因する


指トレは物凄く地味だ、変化もほとんどなく、成長曲線も限りなくフラットに近い


その中で変化を感じてモチベーションを保つには同じ課題に挑戦し続ける必要があると思っている


それも簡単に登れる課題ではダメだ、3分割くらいにバラせて、通しで登れる可能性があるくらいのグレードの課題が必要だ


この繊細な課題はラインセットでは得られにくい

あまりにも万人向けではないからだ


故に、まぶし壁が必要になる

まぶしであれば、自分で調節出来るのでこの繊細な課題を作れる


でも、現実にはない

悩ましい問題だ



以上が、ここ1ヶ月の進捗だ

指が強くなったかどうかは分からないが、弱くなることはしていないので、少なくとも現状維持ではあると思う


「8〜16週」これが一般的に言われる効果の出始めるまでの時間なので、まだ5週間

仮に週1の16週であれば16回なので、すでに過ぎているが、毎日続けての16週だと信じているので、日数にすると4ヶ月

5月末スタートなので、ギリシーズンに間に合うかどうかくらいのペース


秋シーズンに入ったら確実にトレーニング頻度を下げるか内容を落とそうと思うので、なんとかそれまでに効果を得たい


(下から3段目の青🟦は自分でシェイプしたホールドを付けてもらった、悪くて笑える)








余談だが、、、

クライミングにおける「保持力」は算数で言うところの「四則演算(+,-,×,÷)」だと思っている。

要するに基礎だ。

「最低限持たなきゃ始まらない」そんなことを始めたてのころに先輩クライマーから言われた。

どんな課題でも、岩や壁のホールドと自分の最初の接点は「指」だ。昨今色んなムーブが生まれているが、そこに指を介さないのはノーハンドスラブくらいで、ほとんど全ての課題に共通して「持つ」ことから全てが始まる。

何年経っても基礎だけを鍛えてる僕は割と周りから変人扱いされることも多い。

基礎無くして公式を覚えたところで公式を忘れたら使えないし、公式に当てはまらない問題は解けないじゃないかと思う。そもそも公式を理解出来ないまである。

そして、今の僕は四則演算のどこまで習得したかと言うと全体を見ると「足し算」であると思っている。

今年の目標は「引き算」に達すること。

イメージは、

「足し算」→ぶら下がり

「引き算」→ロック(両手)

「掛け算」→ロック(片手)

「割り算」→上記3つが自由に選べる

この際にホールドの悪さは考慮しないことが大前提になっているので、そこに対する力も最低限養わなければいけない。

ガバなら「割り算」までいけるだろうが、では8mmで同じ選択肢を持てるかというとそうではないし、45度スローパーに至っては浮けたり浮けなかったりする不安定さまである。

クライミングはどこまでいっても結局、自己満足のスポーツ。だから、誰にどうこう言われる筋合いもないし、気にする必要もないが、始めたての人達へ1つ保持ザコクライマーから進言するのであれば、


「まずはたくさん登ろう、そして保持力に限界を感じたら、ここへ来ようか、やぁようこそ魔窟へ」





次はまた1ヶ月後かな〜