>タケボーさん何か補償金のことご存知ですか?漁師さんじゃないから分からないですかね
祝島の漁業補償金のコメントがよくありますが、実は今年2月に祝島にいた時、漁協で補償金の集会がありました。
補償金は10億8千万円。40対17で受け取らないことを決めたとかで、挙手での採決でした。その前の議長選出では、無記名投票を行い35対23で、反対派のIさんがなったそうです。
議長選を無記名投票をしたのに、なんで採決は挙手でするの?最初から仕組まれたものですよ。挙手をすれば、誰が手を挙げた、挙げなかったが分かりますからね。2年前の採決でも、同じことやってます。でも挙手と無記名投票で、こんなにも数が違うとはね。
「タケボーよ。今度は補償金をもらう」と、祝島にいた時、反対派の人がよく話していましたよ。
でも、集会の前には、反対派が会合をして、造反者を出さないよう、文書に署名と判を押させていました。会合には、組合員だけでなく、夫婦で来るよう指示があったそうです。
こんなこと、まだやっているんですね。知りあいの新聞記者も知ってましたよ。呆れてました。でもそんなこと記事にはしません。“祝島支店、漁業補償金を拒否”どこの新聞記事も、同じような内容。本当のことを書けばいいのに。でもそんな記事を書いたが最後、取材拒否に遭いますからね。デスクがさせる訳がない。柳井で買い物をしていたら、「タケボーよ。皆、補償金が欲しいのに、抑え込みやがって」と、反対の漁師が大きな声で言ってました。
祝島の補償金は、何でも今は県漁協が預かっているそうで、それを祝島が集会で受け取る決議をすればいい。受け取れば配分です。漁業補償ですから、基本的には漁師だけで分けるんでしょうが、ある組合では、地区の人たちや組合に亡くなった漁師さんの家族に渡している事例もあるようです。いずれも、組合で決めることになるのでしょう。
祝島の漁師も年々、歳をとっています。これからの組合をどうすのか。真剣に考えるのが先じゃないのか。原発反対だけで、組合の運営はできやしないでしょう。燃料代は高い、水揚げは少ない。組合も毎年、毎年、赤字ですよ。近いうちに解散するか合併するしかないですよ。これからどうするのかを話し合うのが、組合での話し合いでしょう。原発反対を言うだけでは無いでしょう。他の組合は補償金があったので、なんとか運営が出来ていると聞きましたよ。補償金をうまく使えば、組合の運営も出来ますよ。